丹沢 玄倉川流域-檜洞(沢) 鉄砲沢

2011.5.3(火)〜5(木) 
[1日目]5/3(火) /
寄大橋P(8:10)〜寄沢渡渉点(9:20/9:30)〜雨山峠(10:35/10:40)〜ユーシン(11:40)
3h30’(歩行時間3h15’)
[2日目]5/4(水)
ユーシン(8:10)〜
檜洞入渓(8:30)〜ユーシン沢出合(10:10/10:15)〜ザンザ洞出合(11:25)〜1080mあたり休憩(12:30/12:55)〜経角沢出合(13:25)
金山谷乗越(14:00)〜神ノ川乗越、ユーシン沢下降(14:35)〜1040mあたり左岸涸れ沢出合、朝日向尾根へ(15:20/15:35)〜ユーシン(17:00)
8h50’(歩行時間8h05’)
[3日目]5/5(木) /
ユーシン(8:30)〜
鉄砲沢入渓(8:55)〜845mあたり休憩(10:50/11:00)〜鍋割峠812:30/12:55)〜寄大橋P(14:45)
6h15’(歩行時間5h40’)


東日本大震災後のはじめての大型連休となった5月連休、相方が丹沢の沢でのんびりしようと提案してきました。こんな大震災がなければうきうきと遠方へと向かう案をあれこれと練っていたのでしょうが、中々そんな気分にもいまひとつならない後ろめたいような何かを引きずっている感じです。
それでも時のめぐりとともに前に進んでいかなければならないのは人の営みのサガというものです。憂いていても時と共に自分も老い、この世の中に私に与えられた時間は刻々と消滅していくのです。悲しみを分かち合う時間も大切ですが、自分のための時間もやっぱり生かされている者への天から与えられたものだと思うのです。さあ、出かけましょう!

前置きが長くなってしまいました。相方の提案はユーシンを拠点として、沢を2本やろうというものです。玄倉川流域の沢は上級の難しい沢が多いのですが、本流を忠実に最奥まで遡って行く檜洞はとなりのユーシン沢と並んでたやすく花崗岩のそれはそれは美しい沢でもあります。
2年前に遡行したユーシン沢の美しさが蘇り期待も高まります。沢の楽しみ方は人それぞれで、険悪なゴルジュや大きな滝を掛けた登攀系の沢でなければ遡行した気がしない人もいれば、両岸もたおやかで、登れる適度な滝場が現れて、いわゆる沢歩き的なやさしい沢が好きな人もいるでしょう。檜洞はそんなやさしい沢なのです。それでも磨かれたスラブを滑り落ちる滝や、巨岩の間を縫うように進む様は黒部か大峰と見紛うほどです。(あ、ちょっとおおげさかも)スラブもしっかり磨かれているので、まったく滑る気がしません。ステルスばんざいです。
標高差は600m程ですが、丹沢にしては流程が長めなのでのんびり写真をとりながらいくと、思わぬ時間が掛かってしまいます。ツメも金山谷乗越を目指しましたがヤブ漕ぎも急峻なルンゼもなくすこぶる快適です。
今回はF1の滝を巻いて魚留の滝まで黒破線の廃道を行ってしまおうと入りますが、その廃道が沢よりも悪いです。こんなことなら発電施設先の堰堤を越えて入ってF1を巻いたほうがよほど安全だと思いました。ということで、一旦F1手前の沢に降りてから悪いところをパスして小尾根をまた廃道まで登り、結局F1先から遡行することにしました。ここで一人の釣師さんに抜かされますが、私たちは歩くのが遅いので、お互いバッティングせずよかったです。この釣師さんとはユーシン沢の下降でもお会いしました。きっと丁寧に支沢をチェックしながらだったのかしらん。
檜洞では、休憩中に「カモの会」の創設者であるkamogさんにもお会いすることができ、少しお話もできて良き出会いとなりました。
芽吹きの頃の沢は冷たく寒い印象だったですが、木々の葉に覆われて薄暗くなった沢よりも、広い青空の望める開放的なこの時期が意外に沢にはいいシーズンなような気もしました。
檜洞は沢床の低い水流のあるところをたどっていけばまず間違いないと思います。1160mですぐの右沢に入らず、数十メートル先の右沢が経角沢との分岐です。
檜洞上流部の五段に連なる滝、画像をクリックするとアルバムにリンクします

2日目は鉄砲沢です。ユーシンのゲートから自分が気づいた感じでは3個目の沢ですが、小さな涸れ沢をいれると4個目かも。ガードレールの下に丸いドカンの見える沢で、すぐ堰堤が見えます。右岸の道路の脇を細い木を頼りに下っていきます。
檜洞が花崗岩のしっかりとした沢床だったのに比べ、こちらはややもろい石英閃緑岩の岩質に変わります。砂っぽい地質も交じるために、初めの2個の堰堤越えは、ボロボロ、ザラザラと崩れやすく難儀します。
標高差は350mしかないので初めのうちはナメ床をなかなか標高をあげずに行きます。それでもときどき現れる小滝はどれも深い釜を持っていて、濡れたくないとやっかいですね。流木の挟まった小滝には白骨化した鹿の骸がありました。溺れたわけでもないのでしょうが、両岸は急峻な地形なので尾根から転落したのでしょうか。沢の穏やかさとはうってかわって、鍋割峠から雨山峠エリアは崩れやすく急峻で複雑な地形です。
今回は900mのケルンのある右沢に行かずに沢床の低い左沢を詰めることにします。960mで10mの滝がこつ然と左から入りますが、地形図の方向と違うのでまさか本流とは思えないで直進しますが、(6m滝上で地形図の方角に変わります)もう水流はなくボロボロのルンゼがくるので、やはり先程の左(右岸)が本流だろうということで戻ります。
この10mの滝の上にすぐ6mの滝(グレード5.8だそうです)が掛かりますが、これが途中から手がかりがなくなり、ホールドも剥がれやすく、おまけに両岸ともまったく巻けないという難物です。相方はデカザックを背負ってフリーで登りましたが一歩間違ったらと思うと生きた心地がしません。私はザイルを出してもらいましたが、最後2手程は、ほとんど引っ張り上げ状態でした。以後登られる方は、ハーケン持参、もしくはケルンのある右俣を詰めるのがいいと思います。ここを過ぎれば沢も水枯れになり、ドンピシャで鍋割峠に出ました。
鉄砲沢の滝、画像をクリックするとアルバムにリンクします

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