利根川水系 湯檜曽川流域-東黒沢遡下降

2011.7.17(日)〜18(月)
[1日目]  

自宅(前日21:10)〜道の駅水紀行館(0:25/5:40)〜白毛門登山口P(6:00/6:30)〜白毛門沢出合(7:50)〜三段10m滝上(9:35/9:45)〜1:1二俣1035m圏(10:30)〜<道間違い沢と尾根を迷走>〜1080m圏二俣の降りたつ(16:45)〜1035m圏ビバークサイト(17:20)
[2日目]  
1035m圏ビバークサイト(8:20)〜三段10m滝下(10:20/10:30)〜白毛門沢出合(11:10)〜白毛門登山口P(12:25)




日本の南海上で発生した大型の台風6号は、ゆっくりとしたスピードで日本列島を目指しています。当初お天気はと気をもみましたが、進路は若干西寄り、前線は日本海に押しやられているため、台風による前線の活発化もなさそうです。予報では水上周辺は日月とも晴天を約束してくれました。さあ、東黒沢に向けて出発です。
いつものように前夜自宅を出発して0時を少し回った頃、「道の駅水紀行館」にて仮眠。早朝白毛門登山口に向かいます。すでに駐車場は八割方埋まっていて、この暑いのにとちょっとびっくり。沢パーティも二組程準備中でした。今回行程は東黒沢〜ウツボギ沢遡行〜笠ヶ岳直下〜白毛門登山口の周回予定でした。
が、まんまと道迷いのトリップにハマってしまい、あえなく東黒沢遡下降に変更を余儀なくされました。(詳細はこちら)ウツボギ沢の遡行は東黒沢とはまた違った趣きであったろうと残念ではありましたが、沢の下降練習もできたので、これはこれでよかったのではと納得しています。もっと暗いイメージのあった東黒沢は、思いの外明るく、なにより釜ノ沢よりも更に長く長く続くナメに感嘆しました。ナルミズ沢への通過点のイメージが強いですが、単独で見ても充分楽しめる沢だと思います。


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昨年の白毛門沢の時は、登山道から別れて右岸からの入渓でしたが、今回は踏み跡を左岸から辿り堰堤の先から入渓してみました。下流域の河原は昨年より若干倒木が増えた印象でしたが、スラブ帯に入るとすっきりとします。今日はスラブは少しヌメる感じでしたが、ハナゲの滝までくればそれにも慣れてサクサク歩けます。相方は今日はハナゲの滝を登るようです。私は左岸にトラバースするのが怖くて上段の巻き道に逃げました。

キャニオニングの滝場を越えると白毛門沢との出合です。東黒沢も磨かれたスラブと朝日にきらめくナメに、降り注ぐ夏のひざしが眩しく反射しています。水は思ったよりもぬるく、雪渓の心配はなさそうです。ミニゴルジュはトロ場だけ小さく巻いて、その先は腿まで浸かって水線を行きます。左から入ってくる本流のゆるいナメ滝(3m)を難なくこなして、やがて三段10mの滝です。どこを登ろうかと考えるのも楽しいですが、無難に右壁を登ります。念の為にお助けを出してもらう。(下降は左岸巻き)

いよいよ長いナメが始まります。滝場にて一旦中断し、また始まるという具合で、ひたひたと心ゆくまでナメを楽しむことができます。

複合の滝上部は二段8m、水線通しがたやすいです。(下降は上段は左壁階段状を、下段は水線通し水線をクライムダウン)

いよいよ最後の20mの滝は、欲を出して垂直な左壁に取り付いた。ガバなので、結構いけました。(下降は右岸巻き)この上もしばらくナメが続くと、いよいよ問題の1035m圏の二俣です。顛末はブログに詳しいですが、間違って右沢に入ってしまいます。ポイントでコンパスを切るのは基本中の基本。いつも思うことだけど、どうもそれがおざなりになっているようです。そしておかしいと感じたら戻る。まあそれは場合にもよると思いますが、今回は戻ったほうが断然早かったと断言できます。いざ地形図でみれば、少しの距離ですが上越特有の低潅木と熊笹に心底苦しめられました。なんか毎度こんな感じで不甲斐ないですね。なんとか沢に出て下降してみれば、なんと正しい沢だったとは、なんとも悔しい限りではありますがこれも勉強です。ビバーク地をやっと見つけて、翌日はゆったりと楽しく下降しました。

下山後は上牧温泉風和の湯です。完璧穴場の温泉ですいていますが、やや熱めで湯につかっているうちにだんだんとお肌がぬるっとなめらかになる感覚が心地いいです。少なめですが掛け流しです。露天は狭いですが、裸でながめる利根川が涼しくて開放感ばっちりです。場所は水上インターを過ぎると案内板がでてきますのでそれに従い、利根川を渡ったら川沿いをすぐ右折します。

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