御坂山塊、釈迦ヶ岳(1641m)〜黒打ノ頭(神座山)(1474.4m)〜トビス(鳶巣)峠



2012.4.15(日)  

釈迦ヶ岳第3登山口前P(9:25)〜稜線分岐(10:32/ 10:45)
釈迦ヶ岳(11:15/11:40)〜
黒打ノ頭
(13:10/13:15)〜トビス峠(13:55)〜
檜峯神社(14:20/14:30)〜P(14:35)

行動時間5h10' (歩行時間4h12')

黒打ノ頭からの釈迦ヶ岳

今週は相方が雪山のクールダウンだ、ということで軽く釈迦ヶ岳を御坂の檜峯神社からです。
古い山渓を見ていたら、偶然このコースを発見、うちの古い昭文社の地図では御坂町から釈迦ヶ岳への登路はありませんし、
地形図にも今回のルートは入っていませんでした。が、webではけっこう記録がありますし
標識も踏み跡もしっかりしているので、地形図を見ながら行けば問題はないでしょう。

R137号を河口湖からだと、旧道と分かれた少し先に左手に標識がでていて、その農道にはいります。
車は檜峯神社まで入れます。車1台分の車幅ですが、コンクリート舗装で、途中イノシシよけゲートを自分で開けて閉めるシステムです。

もうひとつのお楽しみはカタクリが咲いているかなと。
時期を狙ってのこの日でしたが、今年は1週間ほど早かったようでした。

今回気持がユルユルでうちを出てしばらくで、SDカードを忘れたことに気づき、慌ててまた引き返しました。
相方が文句行ったら、「自分だって沢登りにメット忘れて1時間もかけてうちに戻ったでしょう」
と言うつもりだったけど、相方もなんとスポーツドリンク置き忘れでした。
あ〜お互い様でよかったと思うべきか、どっちもどっちと嘆くべきか、やれやれです。

コースは第3登山口から稜線まではトラロープも張ってありかなりの急登です。踏み跡が薄い所もあります。
釈迦ヶ岳までは所々岩場もあり三点確保で。稜線歩きで黒打ノ頭までは標識の時間とまったく合わず、ちょっと間違えたかと一瞬不安になりました。
1521.9mPから1474.4mPの間の名無しのピークからやや南寄りに細い踏み跡がまっすぐに繋がっているので
一瞬そちらに行きそうにもなりますが、地形図でコンパスを切れば、はっきりと方向が違いますので注意です。標識はありません。
黒打ノ頭からトビス峠までも標識はありません。トビス峠から檜峯神社までもありませんが、はっきりした仕事道を下流にたどっていきます。
登りでここを通る場合、仕事道が分かれているので、一番窪地地形の道を進みましょう。

みさか山歩きマップ(クリックOK)

駐車場所の反対側、釈迦ヶ岳第三登山道標識から林道をしばらく進むと、右手の登山道入口に出合います。植林ぽいところはわずかで、岩がゴロゴロとした歩きにくい場所を行きます。雪道ばかり今年は歩いていたので、こんな岩ゴツは久し振りで、あ〜アイゼンって楽だったなあと。

沢地形から登山道は左手斜面を直登していくルートに変わります。落ち葉が滑って、こちらもまた歩きにくいことこの上なし。団体さんが後ろから迫ってきています。
所々木の枝にすがりながら、なんだか丹沢のバリみたい。登山道がゆるいトラバースに変わったところで稜線の登山道にぶつかります。
このルートは急なので、この先の下山道を使いなさいと標識があります。標識には15分とありますが、とてもそんな時間では着かなかったです。走んないと無理。

稜線から釈迦ヶ岳の山頂はすぐそこのように見えたけれど、一登りありました。前回は2005年にこの道を下っていました。そのときは黒岳からの周回でしたが、すずらんやかわいいお花がわんさかでいい時期でした。大嫌いな今年初トラバースは滑りそうでちょっと緊張(いやかなりびびってます)ロープのある岩場はやはりロープを使うほどではありません。樹間からちらちらと富士山や南アが望めるようになると山頂はもうすぐです。

だんだん富士山が大きくなって来ました。

団体さんより一足早く山頂にたどり着きました。あまりにいいお天気で暑いくらいです。やがて団体さんも登って来て、賑やかな山頂になりました。
山名盤に載っているお山はすべて確認できる展望でした。朝方は御殿場や山中湖あたりまで霧が深かったですが、御坂のトンネルを越えた瞬間、お天気は劇的に変わりましたが、まだ、都留市の方は厚い雲海に覆われています。

黒岳と奥は三ツ峠です。眼下にはリニアの線路が着々と進行中

明石、荒川岳〜白峰三山〜甲斐駒さんまで、鳳凰はだいぶ雪が減ったかな。

 
ともかく暑い山頂で日差しが半端ないんです。ザックを探すと冬用帽子ですが、かぶらないよりまし。直射日光を何とかしのぎます。

 
山頂を後にして稜線を下っていきます。朝登って来た分岐の少し西に上芦川へと下る登山道に出合います。そこをやりすごして更に西に向かうと檜峯神社への地形図の黒破線の分岐です。今回は更に西の黒打ノ頭(神座山)へと進みます。稜線はミズナラ、小さなブナっぽい木と、ミツバツツジの木が多いです。稜線の木々の芽吹きは大分遅れているようでした。

 
分岐以外には標識がないので途中心配になることもありますが、地形図を見比べながらのんびりとアップダウンの繰り返しです。芽吹きの時期になったら、どんな葉が茂るのだろう、どんな花が咲くのだろうと、想像しながら歩くことも楽しいことです。ダンコウバイがかろうじて花をつけていました。

 
黒打ノ頭に着くと、一際釈迦ヶ岳がすっくとそびえています。御坂のマッターホルンですね。この山は甲府盆地からも目立ちますね。富士山を愛でる格好のお山だったことでしょう。ここから登山道は芦川村の鳥坂峠と御坂町のトビス峠へと続いていきます。

 
登山道を北のトビス峠に向けて一気に下っていきます。途中2度しりもち。。。こちらの尾根のミツバツツジは葉が出ていたので、そろそろ花をつける頃かな。大栃山は甲府市街が一望できるそうで、この時期ピンクに染まった桃畑の御坂や一宮の展望がすばらしいのでしょうが、今日はよしとします。トビス峠は珍しい天狗のお地蔵様がいらっしゃいました。

 
更に下って行くと、登山道脇にはちらほらと咲き始めたカタクリが現れます。もう少ししたら、もうちょっと群生して咲くのでしょうが、ちょっと残念でした。

 


 
これはオトメスミレかな。今年初スミレショットでした。

 
檜峯神社はこんな山奥にもかかわらずりっぱなお宮でした。薬王水という冷たくておいしい水が湧き出ていて、喉をうるおします。このあたりはキャンプ場にもなっているみたいでした。5分ほどで、釈迦ヶ岳第三登山道のPに戻りました。お花にも会えて久しぶりにのんびり登山でした。
スパッツのゴムが切れてしまったので、甲府の石井スポーツに向かいます。中道から行ったので渋滞にははまりませんでした。行きも帰りも桃畑のピンクのジュータンがすばらしかったです。

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