西丹沢 世附川流域-沖ビリ沢〜樅ノ木沢


2012.5.20(日)  

自宅(5:15)〜山中湖観光案内所(6:10/6:30)〜
山伏峠トンネル手前(6:35)〜水ノ木分岐、沢装備(7:20/7:40)
沖ビリ沢枝沢下降(7:50)〜沖ビリ沢合流(8:15)〜
金山林道(9:45)〜樅ノ木林道(9:50)〜
樅ノ木沢入渓(10:20)〜ゴルジュ(11:20)〜
ミニ両門ノ滝(12:20/12:30)〜
二俣(12:40)〜三俣(12:50/13:10)〜
稜線支尾根に乗る、沢装備解除(14:15/14:30)〜
相甲国境稜線(14:35)〜水ノ木分岐(16:15)〜
山伏峠トンネル手前(16:50)

行動時間10h15'(歩行時間9h10')

樅ノ木沢、ミニ両門ノ滝

沖ビリ沢はこちらを参照してください。

沖ビリ沢を下降し、金山林道から樅ノ木林道へと入って樅ノ木沢の下流部分をショートカットする。樅ノ木林道にはうち捨てられたプリンスのバスが確かにあった。誰がいつうち捨てたものかその顔はもの悲しく、また少し滑稽でもあった。この少し先で林道はぷっつりと終わり西沢に降ります。
西沢を横切って対岸の薄い踏み跡を少し登り加減にトラバースしていくと樅ノ木沢の堰堤を下に見やって、樅ノ木沢へと導かれる。



枝沢もいい感じで合わさっているものが多い
これから延々と長いゴーロ歩きが始まる。ゴルジュまで標高差にしたら100m程しかないのだけれど、この岩ゴロゴロのだらだらがなんとも疲れる。


途中ちょっとした見せ場もあって。。。

ナメも少しだけ。。。

入渓から45分程でやっとミニゴルジュに到着です。4m滝の奥には心待ちした7mCS魚止めの滝が姿を現します。4m滝は股まで浸かって右を難なく登る。


7mCS滝は岩にぶつかった流れが右左と分かれまた出合い複雑な流れを作っていて見飽きない。
右の小さな滝壺が吸い込まれるようなブルーの水をたたえているのもおもしろい。
相方が「右がほんとに登れそうだよね」とオブザベ。。。苔の付いたハング岩をうまく右に乗っ越せば上はガバっぽいですが、まあ、無理無理。。。


このCS滝の巻きがこの沢の核心部ということで、左岸のグズグズの踏跡を登っていくと、まず落ち口の高さにバンドになっていますが、ここは無理。
もう少し登っていくと赤テがあり、ここをトラバースして更に次の赤テを下ると滝のすぐ上に出るのですが、3m程の岩峰で下はスッパリ切れていて
ここも踏ん切りがつかない。。。再度もう一段上まで登り返してみるといい感じなトラバースの踏み跡が。。。
相方がここが降りられるといったところは10m程の土斜面な所。まず先にぜいぜいがお助け紐で下っていくが、途中で長さが足りなくなって、コワゴワ下ります。
次に相方、ここを下ると思いきや、なんとその先にも薄くトラバースが続いていて、難なくすたすたとその先の大岩まで歩いて行ってしまいます。
ちょ、何ですかそれ〜
ここはCS滝の上の滝も結局一緒に巻きました。難所と言われるところもなんとかクリアして、あとはナメ地帯を心待ちにするばかりです。

 
ミニゴルジュから1時間弱でやっと前方にミニ両門ノ滝(トップ写真)が見えてきました。いやあ、ここまで長かった。。。
左の本流10mの人字状の滝を、まず相方そしてぜいぜいと続いて登っていきます。一見ヌメヌメに見えますが、フリクションはばっちり効きます。
今ぜいぜいがいるあたりの登り始めの数歩のスタンスが厳しめでしたが、なんとかクリア。上部はうまくルートを取って快適に登ります。

 
本流左俣
少しのナメが続くと、左から本流と言われる左俣が合わさるのですが、え、ここが?と言うくらいショボ沢です。
ぜいぜい家は予定通り右俣に向かいます。

 
1:2の二俣から1分で6m横向きの滝です。ホールドが乏しく、かなり苦戦しましたがやっとこクリア

横向きの滝すぐ上には変則的な三俣が現れます。この三俣の解釈によって、他の方のトポにだいぶ悩んでしまったのです。
まず正面には明らかな二俣(写真左)があり、すぐ脇に小さな枝沢が入っています。この小さな枝沢は地形図でも大変わかりにくく、一見三俣の右俣かと悩みます。
具体的には960m圏二俣はミニ両門、980m圏二俣は本来の二俣、990m圏は一瞬三俣に見えますが、実は上の写真の二俣と、
上の写真の二俣の左俣に入ってすぐにまた1000m圏の二俣に分かれているのです。それで三俣のように地形図状では見えます。
なので、ぜいぜい家のルートは、980m圏、写真の一番広い左俣にはいり、すぐ次の二俣を右に入りました。

 
その先はナメやナメ滝が続いてとっても気分がいいですが、あっという間に終わってしまいました。

 
それ以後は1060m圏二俣を右、1150m圏二俣も右に取り、相方のお尻を叩いて、行けるとこまで岩峰を詰めれるだけ詰めていきます。
岩峰はやや立ってきて、イバラもあって、険しいですが、ヤブコギよりましとひたすら頑張ります。
いよいよ行き詰まったところで、右手に1192Pから登っている支尾根がだいぶ低く見えてきたので、そちらに難なくトラバース5分で尾根に到着。

 
このポイントに出た
この尾根は昔迷った時に踏み跡があることを知っていたので、甲相国境稜線まで更に5分で到着です。いやあ、詰めはとってもうまくいきました。

甲相国境稜線はブナ、モミの緑が心地良く下草やスズ竹も元気で、また鳥のさえずりも一層高まって、あ〜なんていい尾根だろうと幸せ気分になります。
なので、その長ささえも苦になりません。。。というのはうそで、山伏峠はまだかあ〜とアップダウンをひ〜ひ〜歩きます。
やっと起点の水ノ木沢分岐にたどりついて周回できました。。

 

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