阿弥陀岳南稜尾根(2805m)

★このコースはバリルートです。各自の責任でお願いします。★

2006.10.21(土)〜22(日)
[1日目]
20:50 自宅 − 23:03 小淵沢道の駅車中泊 
[2日目]晴れ
5:08 小淵沢道の駅- 5:30〜5:45 舟山十字路 - 6:15〜6:25 旭小屋 - 8:20〜8:35 立場山 - 9:35 無名峰 - 11:10〜11:40 阿弥陀岳 ー 13:45 御小屋分岐 − 14:52 舟山十字路
9h7’(歩行時間8h12’)  30100歩


ネットやブログ仲間やまやなぶろぐなどでかなり気になっていたコースではありましたが、調べてみると登り5〜7時間のコースなので、我家はたぶん7時間はかかるだろう。行動時間が短くなった今、実行するにはちょっと腰が引けていましたが、相方の気持ちは抑えがたく、じゃ10時にP3まで行けなかったら来た道を戻るという約束で実行しました。舟山十字路に着くと相模原の山岳会のパーティが登山準備を始めていた。その時は挨拶程度で、彼らが先行して出発して行きましたが、後々彼らのおかげでどんなに心強かったことか・・・立場山に行くには2つのルートがあるようだが、私達は旭小屋経由のコースを取る。しばらく車も通れる林道を行くとやがて立場川を渡り、自然に返った林道を落ち葉をさくさく踏みしめながら進む。御小屋尾根が朝日に輝いて美しい。旭小屋はかろうじて建っているという程度で、隣のトイレはなんとか使える。小屋から少し左に下って、ここからが本格的な登山道の始まりだ。先行していた相模原のグループに追いついていっしょに登り始める。急登をあえいで登って行くとやがて尾根がゆるやかになり、下りはじめてやっとそれと判る立場山の山頂だ。少し先のザレた場所でしばし休憩、このあたりで天泊していた若者3人グループに追い越される。結局きょうの南稜を行くグループは私達を含め3組のようだ。もうひとピーク越すと青ナギと呼ばれる右半分がザレて切れ落ちた場所に出る。ここで相模原のパーティはハーネス、ヘルメット、カラビナなどの完全武装・・・いいのか私達・・・でもリーダーの方によるとここまでしなくてもたぶん大丈夫ということで、私達も先に進む。ここで相模原のグループを追い越して先行したのがまずかった。P1で巻き道を巻きすぎて結局岩を直登する羽目に・・・これに懲りて相模原のパーティの後について行くことにする。P2はたぶん眺めのよい岩場のとこだったのだろうか、意識せず過ぎてしまった。先行する若者3人グループがP3の手前に入っているのが見える。ハイマツ帯を過ぎると核心部であるP3だ。相模原のグループが3級と書いてある岩場に取り付くか、トラバースするか悩んでいる。結局トラバースを選択していっしょに行く。とはいうもののトラバースであるルンゼも長く、いっきに高度を稼ぐ。日陰は凍っているところもあり、所々に岩くずがたまっているので、落石の危険を考え先行グループが上まで行くのを10分程待ってよじ登る。残置ロープがあるが、あまり頼らずに行く。安全地帯にたどり着き、ほっと一安心してみると阿弥陀岳から中岳に下っていく登山者が見えた。最後のP4なのだろうか、P5なのかわからない急登を手足を使っていけば、ぽんと阿弥陀岳山頂に飛び出した。山頂にいた女の子が目を丸くして見ていた。若者3人組と相模原3人グループと私達は、不思議な連帯感が出来ていて、お互い無事に山頂にたどり着いたことを、健闘しあったりした。ぐるり360度の展望に大満足だ。下山は御小屋尾根を舟山十字路までぐるりのルートだ。阿弥陀岳山頂直下はロープがついているものの、登山道が激しくザレていてバリエーションより歩きづらい。落石に注意しながら下る。P2296までいっきに高度を落とすと、御小屋山まで長いゆるやかな尾根が続き、分岐を左に取れば、カラマツの紅葉が美しい尾根を下る。林道が現れ、舟山十字路の標識が現れると駐車場まではもうすぐ、この山行も終わりとなる。今回は風もなく、雪もつかず絶好のコンディションに恵まれてこのルートを回ることができました。ひとつでも条件が満たなければ、我家には決して無理は出来ないルートでした。

もう自然に返った林道はふわふわ気持ちがいい 旭小屋から下の広場を望む、いい感じでしょ

西岳を望む ここは石楠花ロードお花の時期が楽しみだ

さらに進むとシラビソロード、植生が豊かです 青ナギです

たぶんP2あたりから撮った阿弥陀岳です、カッコイイなあ

同じく大天狗、子天狗を従えた赤岳、カッコイイ〜

南アルプスもくっきりと、雪は飛んじゃったかな

雲海の富士山

ここはP2からP3に向かっているところ

振り返れば権現岳がいかめしい P3の直登はもちろん巻いてトラバースルートへ

ここからはトヨと呼ばれるP3のルンゼ状のルートです ルンゼに入る手前にロープがあります、結構恐い・・・

ルンゼは取り付きは多いです、はるか上の白い所がトヨの終点 ルンゼ上部

6〜70mのルンゼが終わるとまたまた尾根に出て次なるP4の登場です 必死で登ったのでいきなり山頂です、
一般ルートではありませんと書いてあった

阿弥陀岳山頂の阿弥陀様かな 横岳

赤岳

登ってきたコースを望む

ひょ〜中央アルプス

硫黄岳 御小屋尾根を少し下った所にある岩場

御小屋尾根一望 まあだ、マツムシソウが咲いていた、う〜んかわいい

気持ちのいい尾根 この分岐を左に取る

カラマツが黄金に燃えて 黄色もいいな

紅葉真っ盛り燃えてます

奥は朝登った立場山への尾根です 道が林道になりこの標識が出ると舟山十字路はもうすぐ

もみじ 旭小屋への林道、朝暗くて撮れなかったので帰りに撮影

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