早戸大滝〜大滝新道〜蛭ヶ岳(1672.7m)〜榛ノ木丸(1312m)

☆このルートはバリエーションです。各自の責任でお願いします。☆

2007.4.15(日)晴れ

4:00 自宅 − 5:27〜5:40 魚止橋 − 5:52 伝道 − 6:54 雷平 − 7:54〜8:00 早戸大滝落ち口 − 10:02 P1550 − 10:10 休憩舎 − 10:48 鬼ヶ岩 − 11:30〜12:18 蛭ヶ岳 − 13:17 地蔵平 − 13:48〜13:55 姫次 − 14:05 榛ノ木丸分岐 − 14:25 P1320 − 14:53 榛ノ木丸(はんのきまる) − 15:57 造林小屋 − 16:25 魚止橋

10h45’(歩行時間 9h44’)


花の便りが聞こえ出すと、みずみずしい丹沢が無性に恋しくなる。すっかり雪も融けた鮮烈な流れが白い花崗岩に砕け散る。釣り人でなくても心躍る時期だ。このすがすがしさに会いたくて、魚止橋〜早戸大滝〜大滝新道〜P1550〜鬼ヶ岩〜蛭ヶ岳〜榛ノ木丸〜伝道〜魚止橋の周回ルートに決めた。私にとってちょっと長い手強いコースでおまけに夕方には雨が降るという天気予報だ。ここは少しでも早い行動で4時に自宅を出た。540魚止橋を出発する。川の水量はだいぶ多い。早戸川の下流ではヤマブキが満開だったが、ここからはまだこれからだ。そのかわり山桜が山の斜面の所々をピンクに染めるのがなんとも美しい。普段は木々に隠れて見えない滝に会えるのもこの時期ならではだ。いつものように伝道から山道を右に入る。小さい沢を越えて、テープがあちこちにあるがここは一番下流にあるテープを頼りに小さな尾根に乗ると、あとははっきりとした登山道になる。程なく造林小屋で、ここで榛ノ木丸からの下山口を確認し更に登山道を進む。ロープの掛かった所で河原に出ると一つ目の渡渉点の木橋が流されていた。右の大岩を高巻いてみようとしたがここは無理。しかたなくなんとか渡れそうな石を探してジャンプ、その後もう一度木橋を渡渉して雷平だ。ここから早戸大滝へは進路を左にとり、2本橋を渡って大滝沢に入る。赤テを見落とさない様に何度か沢を渡渉し、本谷沢との二股を左の大滝沢にとって、右岸を詰めれば早戸大滝の3段目の滝つぼだ。ここからは少し怖い思いをして、トラロープを頼りに滝の落ち口まで登る。目指す大滝新道は左岸のすぐ上に下がっている長いトラロープから入る。初めはなんの手がかりもないザレたトヨ状で、腕力勝負だ。途中できつくなり右の尾根に乗るが、ここも岩がもろくあやうい手がかりだ。手足を使ってやっとの思いで少し傾斜がゆるんだ所まで這い上がる。ここから左の尾根に入って、アセビの花の中をやっと足だけで登れるようになる。しばらく行くと傾斜もゆるくなり、気持ちのいい笹原とシロヤシオの木だろうか?それとブナの広い尾根になる。コバイケイソウやマルバダケブキの若葉が生えだしてきている。これがP1550まで続いていく。1010休憩舎に到着。ここから不動ノ峰、棚沢ノ頭、鬼ヶ岩を経て、蛭ヶ岳までの気持ちのいいアップダウンが続く。富士山も大きく、枯れた笹原の中にはキクザキイチゲも咲き出した。1130丹沢最高峰、蛭ヶ岳に到着。富士山、南ア、八ヶ岳とまだまだ雪を被った峰々の大展望に息を呑む。大倉からピストンの人、檜洞丸、姫次、市原新道からの人と、四方に登山道を延ばした交差点だ。山頂でのんびりとして姫次への下山だ。山頂直下はだいぶ荒れた登山道で、しばらく下ると木道に変わる。木道が終わるとゆるい登り返しの後に、地蔵平、原小屋平をのんびり進み、なんでこんなに登るのな登山道を登れば姫次だ。蛭ヶ岳を名残惜しく眺めて、P1433のすぐ先右手に榛ノ木丸の下山口の看板を見つける。しっかりした踏み跡と赤テで迷うことはない。P1320を登り返し、ゆるい登り返しを過ぎ、進路を少し東に修正した先のピークが榛ノ木丸だ。山頂から進路は南に変わり、尾根通しに下る。鹿柵をくぐってさらに進み1000m地点でやや東に向かって、程なく造林小屋の鹿柵にたどり着く。後は朝の登山道を魚止橋まで戻っていった。

2年前、今にも落ちそうだった木橋は付替えられていた 一つ目の木橋は流されていた

渡れそうな所を探してジャンプ 二つ目の木橋は大丈夫

へつり ここは2年前踏抜いて怖い思いをした、ここも新しい

雷平 二本橋はカニの横ばい

ここは間違って登ってしまった。左に巻き道有り 早戸大滝全ぼう

ここのトラバースは高度感あっていつも腰が引ける 滝の落ち口

大滝新道初めの登りのトラロープ、右の尾根に逃げるが… 岩がもろく手掛かりが少ない、高度感も有り

ブナ やっと平な尾根に出た、ここはずうっと気持ちのいい所が続く

左手は丹沢山、切れている所が早戸側乗越 右手は白馬尾根の向こうに蛭ヶ岳

今年お初なキクザキイチゲ もうすぐ登山道だ

ここの標識に出ます 前方には蛭ヶ岳が待っている

鬼ヶ岩ノ頭とその先に蛭ヶ岳、南アもかすかに見えます

鬼ヶ岩から富士山の眺め

鎖場の先 蛭ヶ岳からの富士山、南ア、八ヶ岳も見えました

山頂直下は荒れてます 大室山

しばらく行くと木道になります モミの大木は存在感あります

ゆるゆる進みます 地蔵平

カラマツの林になってきた 原小屋平

姫次 にょろ〜

榛ノ木丸入り口、書いてある ここの鹿の食害はすごい…

榛ノ木丸の登り 榛ノ木丸山頂

鳥屋造林組合管理地の看板も目安になります 下りはアセビばっかり

最後の蛭ヶ岳 この鹿柵をあちらにくぐる

トウゴクミツバツツジも咲き出した 鹿柵をくぐって造林小屋に到着

 山のきろく | Next花へ | ホーム

SEO [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送