道志山塊 今倉山(東峰)(1470.3m)、二十六夜山(1297.3m)

道坂トンネル〜今倉山(東峰)〜西峰(御座入山)〜西ヶ原〜赤岩(松山)〜二十六夜山〜赤岩〜西ヶ原〜
バラジマ沢沢コース〜道坂トンネル

2009.2.1(日) 晴れ

8:45道坂トンネルP〜10:00今倉山10:05〜10:50赤岩(松山)11:25〜
12:05林道(二十六夜山登山口)〜12:20二十六夜山12:40〜13:50赤岩14:00〜
14:10西ヶ原〜15:05道坂トンネルP

6h20’(歩行時間5h10’)


二十六夜山よりの富士山

分県ガイド”山梨県の山”によれば、今倉山から二十六夜山までの尾根道は道志山塊随一の大展望と美しさとある。特に赤岩からは、「重畳たる山々の同定に励もう」とは長沢 洋さんの文章である。道志山塊は丹沢のすぐ北面の山なのだが、小田原からは、篭坂峠を越えてぐるりと回りこんだ向こう側、近くて遠くおまけに車が止めにくい印象があった。幸いなことに道坂トンネルの両側にはあわせて10台分程の駐車スペースのあることが、今回の大きなポイントとなった。

道坂トンネル西側のP右手から階段の登山道が始まる。小さく登ったところで右に御正体山への登山道を分け直登の枝尾根を登って行く。ふくらはぎがのっけから痛んでちょっと辛い。だましだまし登っていけばそのうちに足も慣れてきた。

標高を上げるに従い御正体山の後から富士山が顔を出してきた。振り返った木々の間からは相模湾がオレンジ色にきらきらと輝く。この後にやって来るであろう展望にいやが上にも期待が高まる。細いブナやミズナラからカラマツに植生が変わるとしばらくで今倉山東峰の山頂となる。あまり展望はないが、普段あまり目にしない方面が少し見えるのも新鮮だ。

樹林の尾根は凍っている所もあり、避けて歩いたり木々につかまったりしながらの登り返しで今倉山西峰だ。御座入山と名があった。ぐっと下ればそこは西ヶ原、09の昭文社の地図には沢コースのルートが赤線になったようだ。帰りはここを使う予定。

西ヶ原からのゆるい登山道は凍結箇所が多かった。それでも本来なら雪に埋まった時期だろうから歩き易いものだ。ブナも大きなものが現れだしていっぺんに登山道が明るくなり、なんともいい感じだ。ここは凍結の登山道を避けて尾根をぐいぐい登る。見上げるブナがコケをまとって風格がある。

鞍部から再度登り返せばそこには一抱えもあるミズナラ(たぶん)の大樹、今巨木ブームらしいけど、そんなに巨木目当てのお山にいかなくても結構その辺にあるけどなあ。

ここからは展望が開けてきて、やがてたどり着く赤岩はこの日居合わせた6人で丁度な岩の突起だ。こんな狭い突起に展望案内板があるのもかなりの自信なのだろうな。たまたま偶然に居合わせた私たちだが、すばらしい展望や暖かく居心地のいいピークにおしゃべりは絶えない。なんとも楽しい時間だ。鹿留山や三ツ峠の先には聖から甲斐駒までの南アルプスが一望だ。

三ツ峠の後ろには北岳、仙丈、甲斐駒、間が鳳凰。写真はなしで、北アは雲の中、北は八ヶ岳、金峰山、大菩薩嶺、国師ヶ岳、日光白根山、飛竜山、雲取山、大岳山、東は都心と関東平野が一望、東京タワーも見えるとか。

南西には御正体山の後ろに富士山が大きい

そのまま南に向かって大島が浮かぶ相模湾、檜洞丸、丹沢山、大室山。そろそろ重い腰を上げて二十六夜山を目指す。一旦林道にでなければいけないのがなんとも残念なのだが、そこからは一登り。月待ちのお山だけにこちらの展望もなかなかだ。思うように行けない花の百名山だがスミレの時期にはまだ早かった。

二十六夜山の山頂で昼食にし、また来たコースを西ヶ原まで戻る。初めは杉の植林帯だが、崩落地をトラバースした後に沢コースへと入っていく。赤テープや登山道と書かれた標識もあるのだが、踏み跡も薄く、厚い落ち葉の下が凍っていたりと気を抜けない。沢を何度も渡りながらもう一度右岸の植林帯に入れば、林道まではすぐ、ほんの少し下って車道に出、道坂トンネルまで登ってこの登山は終了する。

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