谷川岳一ノ倉沢出合

2007.2.12(月)曇りのち晴れ

7:40 ペンションレインボー ー 8:40 谷川岳登山指導センター − 9:30 マチガ沢出合(旧道) − 
10:10〜11:10 ノ倉沢出合旧道 ー 12:05 登山指導センター

3h25’(歩行時間 2h25’)


朝7時、時間を早くしてもらった朝食を頂きながらふと見る窓の外は、雪がちらほらと舞い落ちる。しかしきょうのお天気は昨日と打って変わって晴れ予報。気温が少し高い(-1℃)のが気になるが、土合橋へと向かう。今回出かける前にわっきーさんに、雪崩の起きる場所であるから充分注意するよう念を押されていた。その為に当初は湯檜曽川沿いの新道を利用して一ノ倉沢出合を目指す予定だった。土合橋に着くと、なんと駐車場が雪に埋もれている。新道の入口に一台分と除雪車の切返し場所が一台分空いているのだが、さすがに躊躇される場所だ。土合駅から歩くのも面倒なので、結局ロープウェイの駐車場まで行って止め、旧道を使って行く事にした。登山指導センターに登山届を出す。さすがに用紙、筆記用具ありです。今回は万が一の為に駐車券にも行き先を書いて、車の中の見える所に置いておく。時間は短いコースなのですが、念には念をです。きょうは1人の入山者といっしょだ。が、彼は西黒尾根を行ける所までだそうだ。スノーシューを履いていたのでそれで登るのだな。すぐにその登山者と別れ、我々2人で雪に埋もれた林道をテクテクと行く。かすかに踏み後があるのだが、風の強いところは消えかかっている。昨日から今朝までは雪だったので、早朝の入山者のものだろうか。用心の為なるべく谷側を歩くが、凍っていて落ちそうなのでやはり山側に寄ってしまう。場所がどこだか失念してしまったが、小さな枝沢に一箇所デブリの跡があった。こういうところは速やかに進む。かなり雪がありそうだが、なんと風の強いところは路面のアスファルトがでている所もある。ちらちらのぞく白毛門がなかなかりっぱだ。マチガ沢出合までくれば、一ノ倉沢まではもう少しだ。2箇所ほどとってもいやなトラバースがあり、私はかなり緊張する。2つ目のトラバースの先にいきなり衝立岩正面壁が飛び込んで来た。山頂は雲に隠れている為、本当に幽玄の世界だ。出合まで行くとダブルアックスに登攀用アイゼンの2人の若いクライマーがいた。途中まで一ノ倉沢をつめていったが、新雪で状態が悪く、雪崩ていたところがあった為、やむなく引き返してきたとのこと。「どちらまで」なんて聞かれましたが、私達のいでたちを見てくださいよ〜ここまでですったら。「あれが滝沢リッジ、あれが3ルンゼ」なんて教えてもらいながらしばしおしゃべり。さんざんくやしがりながら帰っていった。一人の人が「いいじゃないか、○○のとんかつが食えるよ」なんて言っていた。私達もすぐ近くのテント場で食事にした。避難小屋はそこそこ使えますが、なんかウイスキーの香りが漂ってました。また地図にはトイレのマークがありますが見当たりませんでした。彼らが帰るころには、白毛門や笠ヶ岳の山頂に日が差し込んできてそれはきれいでした。が、相変わらず一ノ倉岳の山頂を見ることはできませんでした。帰りは来たルートを戻りました。

*今回は土合駅から歩くのがいやで旧道を使ってしまいましたが、お勧めしません。大方は歩きやすい林道ですが、すぐ山側は急斜面で雪崩れるのではと緊張します。また、谷側もすぱっと急で間際は凍っていてとても歩く気にはなれません。何より近すぎて谷川岳の展望がまったくありません。
*マチガ沢、一ノ倉沢には入らないほうがいいでしょう。沢筋の雪崩やスノーブリッジがあるかもしれません。
*通常は土合駅に車を止め、土合橋をすぎたら右折して蓬峠へ向かう新道に入り、西黒沢を渡ったら湯檜曽川の河原にでて、マチガ沢の手前で新道に入りまた登山道が急坂になったら再び湯檜曽川の河原の戻る。しばらくで一ノ倉沢の大岸壁が現れる。一ノ倉沢の新道出合から旧道出合までは沢筋なので 、コースどりには充分な注意が必要です。やはり沢筋の雪崩やスノーブリッジに注意です。
もうすぐ土合橋です、除雪車さんありがとう 西黒尾根登山口

はるか下に湯檜曽川の河原が 昨日の玉原高原よりはちょっと湿雪でした

マチガ沢 沢側におもしろく積もった雪

最後のトラバース急です 相方が歩いた跡

と、いきなり衝立岩

一ノ倉沢旧道出合からの全容です、迫ってきます

朝日に照らされた白毛門方面、木のない所は雪崩があった所だそうです

避難小屋とテント場 くやしがって帰っていく若者2人

満腹して帰っていくおばさん1人 つらら

土合駅先のトンネルが見える 水上温泉、ふれあい交流館の温泉550円です

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