毛無山(1500.1m)、十二ヶ岳(1683m)、鬼ヶ岳(1738m)

2008.10.26(日)雨のち晴れ

7:30文化洞トンネル(雨の為待機)8:30〜10:10毛無山10:20〜
12:00十二ヶ岳12:15〜12:55金山〜13:35鬼ヶ岳13:45〜
14:35鍵掛峠〜15:30林道〜15:50いやしの里〜
16:35西湖いやしの里バス停〜<バス>〜16:50文化洞トンネル

行動時間7h20’(歩行時間6h45’)

いやしの里からの富士山アップ、朝の雨で山頂は雪化粧でした

岩場、鎖場大好きな相方が前々から行きたがっていた十二ヶ岳。もう緊張しないでのんびりと秋の散策をしたいぜいぜいなのだが、しかたなく付き合うことにする。私のいやいや気分が天に通じてしまったのか、文化洞トンネルに着くやいなや土砂降りの雨になった。相方諦めきれずに河口湖畔の”道の駅かつやま”で様子見することになった。しばらくで西の方から明るくなってきて、いかにもここが前線の切れ目、みたいな感じになったかと思うと、急速に雨が上がった。相方が喜んだのは言うまでもなく大急ぎで登山口の文化洞トンネルまで向かう。

雨も上がり河口湖からは十二ヶ岳がくっきりとその姿を現す。文化洞トンネルのPからトンネルの上を通る登山道は左に足和田山への登山道を分けている。右の登山道を進んで行くといくつも合流しているかすかな踏み跡がある。植林帯を抜け、広葉樹の森に入れば、登山道はひたすら容赦のない直登だ。背中の足和田山がどんどん高度を落としていくはずが、あれれまだあっちを抜かせないのかと思いきや、いつしか背後のお山は富士山へと変わっていた。広場に出るとそこは長浜からの登山道と合流する。

ユニコーンを発見したり、落ち葉の微妙な色を愛でながら、はたまたいくつかの偽ピークにがっくりしながら、ずんずん高度を上げていく。

あたりがススキの原に変わると、いよいよ雄大な富士山と御対面だ。晴天ならばすばらしい紅葉と足和田山を抱えた富士山の眺めなのだろうが、ここまでの紅葉だものよしとしなければだ。ススキをぐるっと回って毛無山の山頂だ。お手軽で、河口湖と西湖を控えた雄大な富士山が望めるこのお山はかなりお勧め度高いです。

富士山は朝方の雨でうっすらと雪化粧だ。筋の一本一本まで確認することができるほど、ここと富士山は近い。毛無山の山頂にはなにかの木の実が…目玉親父100人って感じ。

しばらく休憩の後ここから十二ヶ岳までのアップダウンが始まる一ヶ岳から九ヶ岳まではさしたるアップダウンではない。狭い尾根の両方の眼下にはすばらしい紅葉の尾根が裾野を延ばし見ごたえがある。

十ヶ岳からしだいに岩峰の様相で、長いロープの登り下りが始まる。雨上がりなので少しいやな感じだ。

十一ヶ岳の長い登りをこなすと、目の前には十二ヶ岳の絶壁が迫って来る。ほとんど垂直に見えて、いったいどこを登って行くのだとちょっと怖気づくところだ。
十一ヶ岳を下ると、そこはキレットで鉄製の吊橋が架かっている。なかなか高度感ありで、おりてすぐにしばらくは鎖やロープを使って垂直な斜面を登って行く。ロープのないところもほとんどが直登で岩や木の枝が頼りだ。山頂直下に桑留尾(くわるび)に下る道を左手に分ける。

登山道がゆるくなったところでぽっと山頂に出た。狭い山頂には赤い屋根の祠があり富士山も望めた。なんだか胸をなでおろして昼食とする。あっという間に登山者で賑やかになり、来た道行く道への手ごわさに話の花を咲かせる。山頂を後に先へ進むともう一度急な鎖の下りと登りが待っていた。

やっと危険地帯を脱出すると、そこには美しい桑留尾川沿いの紅葉と青々とした西湖、ふり返れば岩峰の急峻な十二ヶ岳、そして笠雲に覆われ始めた富士山の姿がそこにはあった。

そして、十二ヶ岳は更に後方へと退き、代わりに前方には鬼ヶ岳がその姿を現しだす。金山で節刀ヶ岳への道を右に分け、尾根の南面をトラバース気味に進むと岩場のすぐ上が鬼ヶ岳の山頂だ。南アルプス、金峰山、甲武信ヶ岳、三ツ峠などなどが手に取るようだ。鬼ヶ岳の山頂で浜松から日帰りでこられたというご夫婦としばし歓談。更に鍵掛峠へ向かう。

鍵掛峠までこんなにあったかなあと思いながらアップダウンを繰り返すと、やがて前方に王岳が聳えだし、鍵掛峠の鞍部だ。こちらも若干のロープ場があった。ここから高度を落としていけば紅葉はまっさかりなはずで、かなり期待度は高まる。

オヤマボクチは花後だがまだマルハナバチ?が蜜を求めてやってきている。

紅葉は期待を裏切らず美しかった。ブナ林の所はまだちょっと早くて青葉のままだった。来週あたりが盛りなのかな。登山道はジグザグに高度を落として根場のいやしの里へと下って行く。いやしの里をぐるっと回って駐車場のある所が西湖いやしの里のバス停だ。バスの時間にはだいぶあったのでコーヒーを沸かしてしばしのんびりとくつろいだ。目の前の富士山がやはり大きい。帰りはレトロなバスで文化洞トンネルまで戻った。

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