涸沢(2309m)

06.10.7(土)〜9(月)
[1日目]
20:40 自宅 − 12:49 沢渡上P車中泊 
[2日目]
5:30 沢渡上P - 6:00〜6:30 上高地 - 9:05〜9:25 横尾 - 10:40〜10:50 本谷橋 ー 12:55 涸沢 
6h25’(歩行時間 5h55’) 26700歩
[3日目] 晴れ
8:20 涸沢 - 10:20〜10:30 屏風のコル - 12:30〜13:10 奥又白谷堰堤 - 13:45 徳沢 - 15:25 上高地
7h05’(歩行時間 6h15’) 23600歩

明日は関東地方より西は晴れ、の予報を信じ月明りの高速を西に進む。諏訪湖を過ぎたあたりで風が出てきて雨もぽつぽつ落ちてきた。松本に12時前に着いてしまったので、ETC割引のために10分程出口前で時間をつぶす。158号線に入ると風雨は更に強まっていった。沢渡に着き落ち着かない一夜を車中で過ごす。翌朝、雨はまだ降っているものの風は収まった。バスの人となって上高地へ。ここで情報収集、雨のち曇りということで安心して涸沢を目指すことにする。横尾までは紅葉はぽちぽちで、雨の為焼岳も穂高も明神も見えない。横尾を過ぎると下山してきた人達とのすれ違いで渋滞となった。さすがに人気の涸沢ルートなので人人人だ。本谷橋あたりまでは余裕で知ってる人はいないかな、なんてきょろきょろしていたけれど、そこを過ぎて急坂になると、歩くのが遅い私は、いつのまにか登りの先頭になっている。そうして、そういう時に限って下りの人が道を譲ってくださるので、長い登りを休めずひ〜ひ〜言いながら早く登るはめになる。もちろん狭い登山道は休める場所もそうそうないのですが・・・涸沢がだんだん近づいてくると、なにやら登山靴にテーピングしたり、細引きで縛っている人がやたら目に付く。察しの悪い私は「きょうは、まあ、登山靴の壊れた人によく会うなあ」なんて思っていたら、石畳のあたりがアイスでした。あ〜それでだったのね。涸沢に着いたら真っ白け・・・おまけに風も強い。さて、テントを張るかどうかしばし悩むが、だめだったらヒュッテに逃げ込もうということで、とりあえず張ってみる。テントを張っているうちに、フリースの手袋はみるみるびっしょりになり、手がかじかんで痛いほどだ。やっとの思いでテントの中へ。お肉を4人分持ってきてしまったので、昼夜兼ねて、おかずもご飯も作ってしまう。さあ、乾杯だあ、というところで、前穂の山頂の方からジェット機の爆音の様なすごい音がしてくる。あれっと思うまもなく、ヒュッテ側のテントから順に風にあおられてとんでもないことになっている。隣の空のテントはペグが外れてひっくり返ってしまった。うちは・・・ビールがひっくり返ってエアマットに飲ませてしまいましたあ(泣)そんなすごい突風が数回やってきて、夜半すぎにやっと落ち着いた。酒盛りの方はといえば、なんか寒くてあんまりビールは進まない。ホットワインにして、涸沢の空気を吸ったビールは翌日自宅で飲んだ(爆)

横尾天場 本谷橋から上はきれいに色づいて

雨でもなんとかきれいでした 横尾から涸沢まで上り下りずっと渋滞でした

涸沢は積雪5cm、この時は青空も覗いて

・・・本日のご飯・・・
朝:パン、コ-ヒ-
昼夜:ご飯、チンジャオロース、つまみ、ビール、ホットワイン

[3日目] 晴れ
8:20 涸沢 - 10:20〜10:30 屏風のコル - 12:30〜13:10 奥又白谷堰堤 - 13:45 徳沢 - 15:25 上高地
7h05’(歩行時間 6h15’) 23600歩

昨夜の荒れ模様がうそのように、しんとした朝焼けを待った。ピンクに染まる山々は荘厳で、人間の営みさえ超越した神の領域だった。なんとも言えない厳かな気持ちになった。片付けを終え、天場の雪も融けていたので、大丈夫だろうということで、パノラマコースに向かう。岩のへつりが多く、登山道も狭く切立ち、おまけにアイスで下ってくる人のすれ違いに難儀し、パノラマコースは大渋滞となった。コースタイムで40分のところ、待ちに待って2時間程費やして、屏風のコルに立った。ここからは雪も消え、すばらしい秋の装いと展望で、しばし時をすごす。ここから、は沢まで一気に下るのだが、石がすべったり、歩きにくかったりでやっとの思いで奥又白谷に着く。見上げれば、前穂高のバリコースや、明神へのバリコースが、見てとれる。沢でしばし休憩し、上高地への帰路に着いた。今回は時間の関係で屏風の耳に行けなかったのが少し悔やまれた。またチャンスがあれば是非そっちまで足を伸ばしてみよう。

太陽を待って月が沈む もうすぐ日の出

モルゲンロードに染まる涸沢岳

パノラマコースへの道 紅葉と前穂高

ヒュッテと北穂高 涸沢岳

紅葉三段重ね 朝の涸沢

紅葉と北穂高 パノラマコースへつり

パノラマコース大渋滞、ここより恐い所たくさん有り

パノラマコースより、槍と南岳 屏風のコルより富士山と南ア

屏風のコル

ナナカマド 屏風のコルより北穂高

大分下って前穂高

沢より蝶ヶ岳を望む 紅葉と明神館

お猿の先導で進む ふん

 山のきろく | ホーム

SEO [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送