甲武信ヶ岳(2475m)
2007.4.28(土)〜30(月) |
自宅を出てしばらくすると、手の平、あごなどが、やたらと痒くなってきた。これはもしかしてアレルギーの前兆か?1時間たつともうだめ、お腹が痛くなってきた。今回精進湖経由で20号線で毛木平を目指す予定だったが、道の駅鳴沢で止めてもらいトイレに飛び込む。ひどい下痢と吐き気だ。どうやらえびチリにあたったようだ。大幅に予定変更できょうはここで泊まる。車の中でもえらく寒い。明日は大丈夫なのだろうか。翌朝思いっきりの寝坊だが、7時には毛木平に着いた。意外と近いな。駐車場は半分程埋まっており、春の雪山を楽しむ人気のお山なのだと実感。林道終点までテクテクと進む。前日降った雪がうっすらと積もっていたものが、登山道に入るとなかなかの積雪となる。例年は源流まで雪はないらしいので、今年は少し多いのでしょう。樹氷や川床に積もった雪に見とれながら、だらだらと一本調子に登っていく。途中運動靴の若者グループが休憩中で、一回抜いてその後抜かされた後、下ってこなかったので十文字峠経由で下ったのだろうか。あちらは鎖場が凍っていたのに、大丈夫だったのだろうか恐るべしです。雪に埋もれた源流には千曲川信濃川水源地の標柱が立っていた。今年3月に角田山に登ったおり、信濃川の河口を訪れたことが一本の線で繋がったようで、感慨深いものがありました。ここからの急登に備えて、アイゼンを装着し、あえぎながら一旦尾根に乗ります。進路を左に取りガレを登ると山頂だ。富士山、南、北、中央アルプス、八ヶ岳と雄大な眺めに、いいお山に登ったなあと感激です。山頂からの眺めを堪能して、きょうの天場である甲武信小屋へと下る。そこでなんと脇屋さんに遭遇。きょうはお客さんで来たはずが、しっかり小屋のスタッフになっていてお手伝いの様です。天場は風もなく思った程寒さも感じず快適でした。 2日目は小屋の脇からすばらしい日の出を眺めて天場を後にします。一旦甲武信ヶ岳の山頂に出て、もう一度すばらしい景色を心に刻み、三宝山に向けて急坂を下る。雪はしっかりしまっていてとても歩き易く、鞍部からは雪の飛んだガレっぽい所を登り返しです。先行の方が、「埼玉で一番高い山だ」と言っていたように聞こえたのですが、ちょっと意外なさみしい山頂でした。ここから十文字峠までは、いくつかのピークを登り下りまいたりと、なかなかしんどいです。大山の初めの鎖場は斜面が凍ってペカペカで、アイゼンをしっかり利かせながらの下りだ。登り返した山頂は、山頂標識もない岩の頂だった。その下2箇所の鎖場は雪が多少付いているのみで、そんなに怖くはありません。あとは凍った所や土の登山道を、わしわしと下って行きます。シャクナゲの木が増えてくるといよいよ十文字小屋が見えてきた。やっと緊張から開放されたひと時です。先行のグループとひと時語りあい、毛木平への登山道を左に取って最後の下りだ。もう雪はありませんが、八丁坂ノ頭で少し凍っていた。おいしい水場でのどを潤し、川音が聞こえてくれば毛木平はもうすぐだ。変化のある周回コースを堪能しました。さて、帰りは増富温泉だと、来た道を戻りますが、初めて来た道はどうも間違えてしまい、気がつくと小海線の踏み切りを越えて野辺山だ。あらら、戻るのも面倒なので甲斐大泉のパノラマ温泉で汗を流し、ついでにロッジ山旅を見学して帰りました。 |
はい、頑張って行きましょう〜 | きれいな川です |
林道が終わると雪が多くなってきた | 川も雪の中 |
樹氷がきれいなのですが… | ナメ滝 |
千曲川信濃川の源流です | 尾根に出る急登なところ50cm位の積雪かな |
山頂です | 八ヶ岳が大きい |
富士山もど〜ん | 南ア、右が北岳あたりかな |
北ア、もうちょっとはっきり見えたんだけど… |
かすかに大キレットが確認できます |
甲武信ヶ岳の山頂から直下は雪が飛んでますが、その下は凍ってます |
天場です |
トン汁うどんいけた | アサヒ株主様限定ビールなのだ |
今回のテント泊、我家のシュラフは3シーズン用でそれに銀マットとエアマット、足にはザックで、やはり冷気が伝わってくる。 でも、よく観察してみると一番冷気が伝わってくる所って肩と腰という接地点の多いとこなんですよね。でためしにフリースを着ないで、 腰にだけ巻いて寝てみると、これが暖かです。雨具をエアマットとシュラフの間に置くというのもシュラフカバーがない我家では使える手です。 |
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