丹沢 菰釣山(1379m)

2008.02.10(日)〜11(月)
晴れ

2/10(日)
12:40道の駅どうし〜13:55ブナ沢分岐14:10〜14:35登山口〜
16:10菰釣避難小屋
2/11(月)
7;55菰釣避難小屋〜9:10菰釣山9:25〜9:55菰釣避難小屋10:10〜
10:50登山口〜12:10道の駅どうし

*1日目登山口から避難小屋まで、2日目避難小屋から
山頂まではラッセルでCT2倍ほどかかっています。
菰釣山山頂からの富士山

10日は朝から前日の雪で高速道路の通行止めを伝えるニュースが流れ何となく泊まりの山は諦めていたものが、まぶしい太陽や道路の復旧を聞くに付け、居てもたってもいられず急いで出かける準備を始め、10:40自宅を出る。須走では除雪車の後につき、なんとか除雪の済んだ道路を走ることができた。たぶん早く家を出ても、峠越えが出来なかった状況だったかな。道の駅どうしに無事に着き、12:40出発する。菰釣避難小屋まではCT1h50’、その内1h10’は林道歩きだ。登山道の雪が多くても3hあれば避難小屋に着くだろうという計算だ。三ヶ瀬の民家の間を歩いて行くと、おじいさんに声を掛けられ、「今日は二人入っていますよ」と教えられ、トレースのあることに安堵する。道志ノ森キャンプ場を過ぎれば、林道でもふくらはぎまでの積雪だ。足跡はあるものの、つぼ足は思いの他体力を消耗する。ブナ沢の分岐で遅い昼食を摂っていると、先行の二人連れが帰ってきた。トレースのお礼を言うと、この先は雪が深く尾根まであと少しの所で時間切れとなり戻って来たということ、ストックで雪を切り崩しながらのラッセルだったようだ。ここからは2hあればと言うことで、まあ、予定どうりかなと先を急ぐ。2度3度と沢を渡り、斜度が増すにつれ、柔らかな雪に悪戦苦闘だ。丹沢と言えども北斜面の谷筋なので、思いの他の積雪だ。いよいよ尾根まであと数百mと言うところでトレースは切れた。赤テをたどり、トラバース気味にトレースを刻んでいく。ももまで潜る雪に足をとられ、次の一歩が出ない。尾根がすぐそこに見えているのに、絶望的な気持ちになるがはたとスノーシューを持ってきたことに気づく。ハイキング用なので、斜面でどれほどの効果があるか疑問だが少しは浮くだろうとなんとか装着。はい、思い切り沈みました・・・ここでわが身を恨んでもしかたがないので浮くことは諦め、ブルドーザーと化して遮二無二進む。尾根に出たときは相方と二人すっかり消耗して、最後の力を振り絞って小屋に辿り着いた。夜、南天に輝くオリオンと、樹幹から思いがけず小田原のきらきらした街の明かりにしばし見とれた。翌日は朝寝を決め込み、ゆっくりと起きだす。それでも朝日にきらきらと輝く相模湾がこんな丹沢のはずれの低山からも望めるものなのだと、妙に感心する。空身で山頂を目指す。誰にも踏まれていないぴかぴかの登山道は踏むのがもったいないような、また自分の足跡を刻んでいくことが誇らしいような感動でいっぱいだ。深いところは、ストックの根元まで沈む雪でなかなか大変なのだが、まさか丹沢でスノーシューができるとは思ってもいなかったので、楽しいハイクだ。山頂からは雄大な富士山が目にも眩しい。滑らかだった山頂も私たちが縦横に歩き回ったので、すっかり足跡だらけになった。小屋までもどり、後は淡々と昨日の自分達が整地した登山道を戻る。もう昨日の感動はなかった。

[1日目]

取り掛かりは除雪してあります 最後の民家を過ぎるといよいよ雪は深くなってきます

登山口の階段は雪の下、水場は出てます 谷筋を登って行きます

あと少しでトレースは消えラッセルが始まる 山の端に沈む太陽に間に合った・・・避難小屋です(トイレなし)

健闘をたたえあってかんぱ〜い

[2日目]

権現山あたりから日の出
菰釣山が朝日に染まる

誰にも踏まれていない尾根 スノーシューでガシガシ行きます

手前は切り崩した雪 凍ったところもあり

シュカブラがきれいです 深いところは80cm位でしょか

誰にも踏まれていないところを縦横に歩いちゃいます

菰釣山山頂 南アです

御正体山がくっきり 相模湾が思わぬ近さです

下山後は石割の湯です

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