丹沢 葛葉川(くずはがわ)本谷〜三ノ塔(1204.8m)

2008.8.10(日)曇り

9:25葛葉の泉〜11:20富士形ノ滝11:30〜12:00最後の二俣〜
12:40登山道〜13:00三ノ塔13:20〜15:00葛葉の泉



上流尾根、堂玄倉川平に似ている
三ノ塔山頂はガスの中

葛葉川は沢登り初心者向けの沢として、講習会が行われたりする人気の沢だ。ぜいぜい家では5番目の沢になってしまったが、初めてこの沢に入渓していたら、滝の連続できっとびびりがきてしまった、もしくは登れる沢もきっと巻いてしまいそうで、少し沢に慣れた今の方が楽しめたかなと思います。とにかく10m以下の滝が20個以上も架かっていて、次から次へと滝が現れ息つく暇もありません。川幅は狭く、入渓直後は樹木が覆いかぶさって暗い印象ですが、そのうち少し沢も開け、夏の暑い日には適度な日陰と沢水の冷たさが本当に心地いいです。水量も多くて水流越しのシャワークライミングは時には水圧に負けそうなところも!まさに夏向けの沢ですね。がこの日はガスも湧いていて、三ノ塔山頂ではあまりの寒さに雨具の上衣を着込む。ヤビツ峠からの人は半そで、ハーフパンツで汗だらだらの、私とは見事なコントラストでしたよ。

葛葉の泉より葛葉川右岸を少し行って小さな堤防を巻く。ここから入渓してすぐに小滝が始まる。沢幅も狭く木々がふさいでいるが、滝は登り易く楽しい。

左は3mの釜のある滝かな?腿までつかって確か右から登った。見るとわお〜だけど意外と簡単。左もFナンバーがつかない小滝だ。

左は4mゴロタの滝、これもFナンバーが付いていない滝で水流を行った方が簡単だ。右は上の滝がF1だ。水勢が強かったので右岸のルンゼを巻いた。

左は2m+3mのトイ状の滝、水流通しに登れる。右はF2かなあ。、ここもどこからでも登れる。狭い沢なのに意外な水量だ。
この滝はどこだろう?上部のホールドが狭くちょっといやらしかった。

ここは7mF3、相方はすたすたと登って行くが上の方のホールドが狭くけっこういやらしい。ほんとは初めからロープを出したほうがよかったかも・・・それでもなんとか登れる。更に驚くことには上流からここを下っていった人がいた・・・恐るべしだ。

左は二条5mのF4、左の水流通しを登った。右はこの沢の核心部8m板立ノ滝F5だ。ガイドによってF3を板立ノ滝と書いているものもあるがこちらが正しい。ここは全然登れる気がせず、右のルンゼを巻く。F5から相方のデジカメの電池が切れたので、しばらく画像はなし。だって私のデジイチいちいちザックから出すの面倒なのだよ〜ここからはナメがあってF6、F7の3段9mの曲り滝と続いていく。狭い窪を曲がりくねっての登りはなかなかおもしろい。すぐに表丹沢林道が横切り、大平橋をくぐっていく。この先もめくるめく5mクラスの小滝の連続で飽きさせないが、ちょっと雲行きが怪しくなってきた。先行者が沢を下って戻ってくるようだ。まあ、まだ大丈夫そうな天気なので、このまま遡行する。

沢幅がちょっと広がり、小さく左に曲がる所に8m富士型ノ滝F7だ。もっと大きな滝を想像していたのに思ったよりも小さかった。で、どこが富士型なのか悩みますよね〜落ち口左を登ってみたけれどうまくいかなかったので、簡単に左の岩の切れた所を巻いた。次の二俣で左と書かれた看板を左俣に取る。その上はトイ状の滝やナメ滝が続く。ナメ滝はホールドが少なくちょっと緊張する。次の二俣で水も涸れ、だんだんとガレになった所を詰めていく。もう無理なところで左の小尾根に入り、木の枝につかまりながらの急登にぜいぜいしてやがて杉の植林地に入る。倒木があったりと歩きにくいがしだいに踏み後も出てくる。やっと三ノ塔尾根に出て山頂だ。生憎ガスっていて展望は無かったけれど、広々とした山頂に身を置くことの清々しさはいい気分だ。

山頂を後にしてニノ塔尾根を葛葉の泉まで下ってゆく。途中サクラガンピが咲いていた。かわいい小さな花だ。いつまでもここで咲いていますように・・・

コバギボウシも夏の花だね。丹沢には花は少ないけどそれでも人知れず花たちは夏を満喫しているようだね。

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