丹沢 鍋割山(1272.5m)

寄水源林〜寄コシバ沢先〜P1108〜鍋割山〜後沢乗越〜ウシロ沢〜寄水源林

★このルートは一部バリエーションを含みます。各自の責任でお願いします★

2008.0127(日)
晴れ

8:10寄大橋〜11:40鍋割山12:15〜13:40ウシロ沢14:20〜15:05寄大橋
鍋割山山頂から富士山を望む

いつものように寄(やどろぎ)大橋手前のスペースに車を止める。十月桜も枝が払われたようだが、たくさんかわいい花をつけていた。丹沢の林道は冬は落石の影響なのだろうか、今年は進入禁止になっている所が多い様に思う。なので、丹沢奥深くに入るには、この駐車スペースはかなり貴重だ。寄水源林に入るゲートは”熊に注意”の看板が物々しい。昨年は寄の集落まで熊が出没したようで、こんな間近まで丹沢の熊が出てきたのは、初めてではないだろうか。水源林でトイレを済ませ、遊歩道の終点から登山道は始まる。右手杉林を登って行くのだが結局は寄沢の河原へと出るルートだ。前よりも数段増えた赤テ通りに行けば、やがて左岸の登山道に導かれてまた、寄沢へと降り立つ。沢を渡り鎖場を越え、凍っていやらしい桟道を進めば、(ここも落石あり)綴れ折りの杉林だ。一山越えると、寄コシバ沢に降り立つ。(寄コシバ沢まではこちら)沢を渡り、ちらほらと雪が現れる杉林をしばらく行くと、雨山峠危険の大きな看板がある。この看板の尾根がP1108につき上がるものだ。初めは、ふくらはぎにびんびんくる急登をこなすと、やはりあやしい熊糞を発見、そんなに新しくはないが、かといってあまり古いものでもない。獣は絶えず息を潜めて、山のそこここに潜んでいる。900mあたりから積雪は次第に増えてくる。柔らかな雪はなんとも気持ちのいいものだ。しかしなんと無意味な赤テが多いのだろう。測量の方々が入っているようなので、そのための赤テなのだろう。後沢乗越のルートもそうなのだが、登山とはたぶん、まったく関係ない尾根や沢、至る所に赤テがあるので、惑わされないように注意が必要だ。P1108は鍋割山の前衛峰のようなピークだ。雨山峠から来ると、またこのピークも越えるのかと、ちょっといやになるピークだが、こんもりと丸い展望のよいなかなかいいピークだった。蛭ヶ岳にも大分雪が積もっているようで、樹幹からの展望はまずまずだ。ここからは一般登山道に合流し、先人のトレースを辿りながら、鍋割山までの最後の一登りに息を弾ませる。相方は雨山峠から登ってきたおじさん二人組みに抜かされるのがいやで、私を抜かしてとっとと行ってしまった。意外と負けず嫌いらしい。。あと少しで山頂となるあたりの雪原は気持ちのいいところだ。そしてそこを過ぎれば、大きな富士山と相模湾の大海原が、登ってきた者たちを歓迎してくれる、久しぶりの山頂からの展望だった。山頂では軽くパンをかじり、後沢乗越へのぬかるんだ登山道を下る。歩く人が多ければいたしかたないことだ。後沢乗越を通り過ぎ、右手の尾根の鹿柵をくぐって行けば、もう人っ子一人いないまた静かな歩きになる。杉林の尾根をずんずん下り、右手の鹿柵をくぐれば、ウシロ沢左俣に降り立つ。相方が腹減りになってしまったので、陽だまりでカップラーメンの2度目のお昼にする???しかし、絶えず落石の音のするいやらしい沢だ。丹沢の地質から雪や霜の水分をふくんだガレた斜面はどうしても冬場は落石が多い。ヘルメットをかぶっていれば万全なのだが、私はザックをひょいと頭に持っていける特技も持っている・・・沢は短いが、所々凍った桟道がいやらしい。まあ、桟道があるだけありがたいというものだ。沢のおしまいあたりで沢屋さんが、救助訓練をしていた。なるほど、冬場にはこんな訓練もしているのだな。あっと言う間に水源の森にたどり着き、遊歩道を車まで戻っていった。

雨山峠危険の裏手がP1108への尾根 初めはなかなかの急登です

熊糞発見…なんで私ばっかり見つけるの? 尾根の中間で同角ノ頭が見えた

このあたりの雪は締まってます ピークに近づくにつれてぱふぱふです、これはオッパッピーか?

P1108は蛭、同角、桧洞と180度の展望です
蛭ヶ岳が大きい

尾根は気持ちよすぎです
鍋割山までの最後の登りはきついです

ここまでくれば山頂はすぐそこ 今日は相模湾までばっちりです

後沢乗越までの下りはちょっとぐちゃぐちゃ 後沢乗越を越えて、右手の尾根に入る

凍っている所がいやらしい 杉林が終わるとウシロ沢左俣に出る、ここで又お昼にする

ザレた所は慎重に 堰堤をいくつか越える

凍った桟道はいやですね 落ちれば滝つぼ…まあ低いですが…

氷の芸術です、もうダイヤモンドみたい…

きれいですね

なかなか美しい滝もありました

 山のきろく | ホーム

SEO [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送