笛吹川 久渡沢-ナメラ沢〜西破風山(2317.7m)〜雁坂峠

2008.9.14(日)晴れ〜15(月)曇り
[1日目]
3:45自宅〜6:15道の駅みとみ6:50〜6:53雁坂トンネル前P7:00〜
8:00久渡沢入渓8:15〜9:40久渡沢下りすぎもとの二俣まで戻る〜
14:15水涸れ14:35〜16:15登山道〜16:20西破風山
[2日目]
8:57東破風山〜9:58雁坂嶺(2289.2m)10:05〜10:36雁坂峠10:50〜
12:40沓切沢橋12:50〜13:30雁坂トンネル前P

上流尾根、堂玄倉川平に似ている
稜線はしっとりとしたコメツガやこけの森であった、さすが秩父の森はしっとりしてます。

西破風山の少し雁坂峠よりから端を発するナメラ沢は森が蓄えた清らかな水を下流へだんだんに水量を増して運んでいく。その水があんなつるつるなナメを作り出したのだろうか。美しいナメの沢とのガイドの情報でかなり期待の沢だったのだが、実際は昨年の台風の影響か上流部はかなりな倒木地獄であった。おまけに久渡沢を下り過ぎるというアクシデントもあって、なかなか地図読みが上達しない苦い経験ばかりで困ったものだ。今回は先行の単独男性に続きぜいぜい家が2組目、釜ノ沢の時は結構入渓者がいたが、こちらは今はそんなに人気がなくなってしまったのかな。

道の駅みとみから雁坂トンネルに向かい、トンネル料金所手前右手の駐車場に車を止める。すぐ奥に続いている林道は雁坂峠へと向かうもので、まさしくこれがナメラ沢へといざなう道だ。林道終点の沓切沢橋から登山道になるがここは実際は唐松尾沢である。登山道を10分ほどでナメラ沢入渓地点の案内板が現れる。ここから笹の踏み跡を沢まで下るとそこは峠沢だ。ここで沢支度をして峠沢を下る。すぐにナメラ沢との二俣なので、ここから遡行するはずなのに、あまりに早いので、ただ単に沢が広くなっているだけと勘違い。更に久渡沢を下っていってしまった。20分も下っただろうか、突然8mほどの立った滝に出る。遡行図にはなかったのにね〜とか言いながら、右岸の泥壁を恐る恐る降りる。ここで気づけよ!なのだが、時間的にこんなものかなと思い込んでいる。

更に下っていくと右岸から糸を引くような美しい滝が現れ、そのうちにゴルジュ帯になって水量もあまりに多い。これはさすがにおかしいと気づく。もう泣きそうになりながらまた久渡沢を登っていく。8mの滝はよくぞ下ってきたものだと思うのだが、ザックの重みで登るのが恐い。必死の形相で登るとそこには残置ハーケンが・・・そうだよね〜こんなとこノーザイルで登ったり下ったりする方が変だ。やっと、峠沢との二俣に戻った。ロスタイム1h25’あ〜ありえない。

ナメラ沢に入れば、さっきの久渡沢がうそのような穏やかさだ。くの字のナメをすぎると豪快な10m3段の滝、ここは一番右端の岩棚を登った。最後の一歩がちょっと遠かった。

中ノ沢との二俣を過ぎると、20mのナメ、釜を持った5mのナメ滝、更に核心部の15m2段三条滝だ。水流の左を直登とあったが、右を行ったようだ。

この後も更に40mナメとあとからあとからめくるめくナメが続いていく。

とどめの200mのナメをすぎると、あたりの川幅が狭まり、だんだんと倒木が目立つようになる。

もう沢が荒れだしてどれがどの滝やらわからない状態になり、枝をかき分けたり岸辺を歩いたりもする。

顕著な二俣は左俣を行くと、10mぼこぼこの滝(右写真の上部)はあまりの倒木に沢に近づくことも出来ない。左岸の小さい尾根状を巻くが、滝上まで行くと降りられそうになく、滝の途中に降りる。あまり支点もなくいやらしい下りでなんとか降りる。滝の途中からはたやすく登れる。途中おいしい湧き水が右岸から湧き出していた。その後いくつかの小滝を延々と越え疲労困ぱいだ。

右斜面にザレが現れると水も乏しくなり、ルンゼ状になってくる。ここから稜線まであと標高500m・・・気が遠くなりそう・・・忠実に沢を詰めていくと両岸に踏み跡が現れだし、歩き易いところを選びながら行けば、そのうちに松と岩の日本庭園のようなところになりすぐに稜線に出た。はあ、長かった。

 稜線からはすぐそこに西破風山が手に取るような距離だ。岩がちょっと歩きづらいが沢に比べれば天国の登山道であった。

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