霊仙山1083.5m)
2007.4.1(日)晴れ一時雨 |
霊仙山に遠征してきました。春のこの時期は青春18きっぷのおかげで普段はなかなか訪れることのできない山域に気軽に行くことができます。ムーンライトながらでめずらしくわっきーさんも電車での山旅です。東京から乗車した山猫さんと、関西遠征中のまきくまさん、関西団長のビスターリさんと醒ヶ井駅で落ち合います。7:48発養鱒場行きのバスに乗り込み、8時より林道をてくてくと歩き始めます。この林道歩きは登山口である榑ヶ畑まで1h25‘の長丁場です。自家用車がばんばん登山口まで入って行くのをうらめしく思いますが(タクシーは入れません)この林道には、ショウジョウバカマ、タチツボスミレ、コスミレ、ネコノメソウ、ヒダボタン、イワハタザオ、アブラチャン、ツツジなど次々に現れます。もうしばらくしたらシャガも花盛りでしょう。写真を撮っている間に登山口です。ここで少し腹ごしらえして杉林の中を汗フキ峠へと向かいます。途中の水場には閉まってる小屋とトイレ、。無人の飲み物販売所もあります。ほんの数株咲き終わりのスハマソウがありました。急坂をひと上りで汗フキ峠に出ます。右は落合や今畑の廃村経由の登山道ですが、今回は時間がないので左のルートを進みます。見晴台、お猿岩と尾根状の登山道を行くと、あたりには石灰岩のカレンフェルトが現れ、独特の風景になってきます。お虎ヶ池の少し下に福寿草が現れましたが、ここのはほんの数株です。それでも初めて天然の福寿草に出会ったので、とても感激でした。経塚山に近づくにつれて、小雨がぱらぱらと落ちてきて、おまけに風もどんどん強くなってきます。下界は暑かったようですが、ここばかりは冬のような寒さです。足も上がらなくなってきて休み休みでちょとつらくなってきます。経塚山からは曇り空の向こうにかすかに伊吹山も望めます。更に風が強くなってきたので急いで霊仙山へと登り返しです。13:00山頂はまさに360度のパノラマなのですが生憎の曇り空です。今下ってきた経塚山とその先に先程の伊吹山、最高点のピークの先には御池岳とかすかに藤原岳も望めます。琵琶湖はちょっとよくわかりませんでした。さてさて、山頂の南斜面にはカレンフェルトの根元に次から次へと福寿草が現れます。2週間前の寒波で成長が止まったようで、まだまだつぼみのものもたくさんありました。白いカレンフェルトに張り付いたコケの緑と福寿草の黄色の対比が見事です。気の済むまで写真を撮って、時間も押しているので、最高点は今回はあきらめ経塚山の先の避難小屋で昼食にします。が、もう時間がありません。行動食でお腹をごまかして14時、下山は柏原駅に向かうコースです。9合目の標識から始まって1合目までへと続きます。晴れていれば琵琶湖を望みながらの展望のコースだそうですが、今日は強風の中をひたすら下ります。何度かゆるい登り返しがあり、疲れた身体には堪えます。おまけに長いんです。が、カタクリとイワカガミの葉が登山道のあちこちや山の斜面にたくさんあります。あと数週間で咲き出すのでしょう。その時期も楽しそうです。16時頃にやっと1合目の標識に出ました。それから沢状の所を経て林道に飛び出し、名神高速道路のガードをくぐると里に出ました。17時、なんとか電車の時間に間に合って柏原駅に到着。ここでビスターリさんと上り下りに分かれて私たちは名古屋駅まで帰路につきました。 |
醒ヶ井養鱒場 | 榑ヶ畑の登山道入り口 |
榑ヶ畑から汗フキ峠まではやや急な登りです | しばらくゆるゆるといくと |
カレンフェルトが現れだすと見晴台までは滑りやすく急です | お虎ヶ池でたたずむM女、琵琶湖の形だそうです |
経塚山より霊仙山を望む |
経塚山山頂 | 霊仙山方面より経塚山を望む |
霊仙山山頂 | 霊仙山より御池岳とその左かすかに藤原岳 |
霊仙山山頂と左は最高峰 |
避難小屋 | 四丁横崖の少し先あたりだったような |
赤破線の分岐点、ここは右 | ここからも長い |
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