丹沢 水無川流域-新茅ノ沢

2008.8.31(日) 晴れ

9:40新茅荘前P〜9:50新茅ノ沢入渓〜10:55F5上11:00〜
12:10ルンゼ二俣次の涸沢との二俣12:30〜13:25登山道13:50〜
14:40新茅荘前P

6時間(歩行時間5H10’)



F5(12m)大滝

水無川流域の新茅ノ沢は”丹沢の谷110ルート”によれば、中級の沢として、烏尾山の山頂までつきあげることができる気分爽快な沢のようだ。表尾根も久しく行っていないのでこれは沢通しに是非とも登りつめたいものだ。”平成20年8月末豪雨”は関東地方にも大雨をもたらした。雨がやっと上がっての入渓に不安が無い訳ではなく、水量が多かったら引き返そうとの約束で沢に入る。

新茅荘Pからほんの数分林道を登ると新茅橋だ。橋手前左の踏み後から沢に降りる。3mの滝がすぐ目の前だ。

普段よりはるかに多い水量の3mの滝だが、多少濡れるが左の階段状から登れる。F1(7m)は登れそうで登れないので、確か右の斜面を巻いた。ここで後ろの相方、ヒルさま2匹お持ち帰り〜すぐ取った。通常より多い水量だが、登れない程ではないのでこのまま遡行続行となった。

続くF2(7m),F3(5m)はいっしょに右を巻く。木につかまってなので簡単に抜けられる。

F4(4m)はしぶきを浴びながら右から登る。このあたりまでは、なあんだあんまり大雨の影響もそんなでもないのかなと、緊張していた気持ちも少しほぐれてきた。上流ではつらいおもいをすることになろうとは、この時点では露ほども思ってなかったのです。少しゴーロを行くと目の前には立派なF5(12m)が姿を現す。ここは少し戻ってトップ写真の左の泥壁を登り、岩っぽいところをさらに登り、杉林まで出ての大高巻きとなった。杉林から踏み後をたどって、トラバースして下れば、F5の少し先に無理なく降りられる。と、なんだF1から巻き巻きな体たらくです。

F5の落ち口を覗き込み少し休憩。少し開けて明るくなった沢に木漏れ日がいい気持ちだ。ここからしばらく小滝とナメが続く。

F6、F7、F8と登っていく。水量が多く、滝以外の斜面からも水を落としてくるのでなかなかいい眺めだ。

F9は水線横も滑りそうだったので、更に左のコケ帯を登った。

5mの石積堰堤を越え、その先は伏流地帯なのだが、連日の雨でしっかり水流があった。

このF10も普段は水流がないらしいのだが・・・水線しか登れません。

すっかりずぶ濡れになってガレと小滝を進む。二俣は右が涸れ、左の3段10mを遡行する。

ここは流身の5mのリッジを行くしかない。水流の勢いが強くめがねも曇りちょっと辛い。この上の850m地点でも涸沢との二俣で右の水線通しに進む。

なんだかあたりはどこからも水が流れてくるような状態でこの先に不安が募る。この滝を登った先には、5m3mと狭い沢に立った滝が続くのだが、ここが水流が強すぎてどうしても登れない。おまけに岩がもろくぼろぼろ落ちていく。ここで初めて相方にロープを出してもらう。足を掛けた場所が崩れてかなりあせる。この先でやっと伏流となる。すぐに岩が詰まったCSは右を巻くのだが、岩がもろく幅も狭くザックが覆いかぶさる岩に挟まりそうで、かなり難儀して登る。登ったところで、ルンゼ状の沢に戻る気力はすでに使い果たしてしまった。

あと少しで稜線なのだが、雨もぽつぽつと落ちてきたので、ここから急登の尾根をトラバースしルンゼを越えヤブを漕いで、烏尾尾根にたどり着く。あとは登山道を下って新茅荘前Pにたどりついた。

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