2005.8.13(土)〜16(火) |
今年もやってまいりました夏山縦走、数ヶ月も前からいや昨年の縦走が終わってからどこに行こうか練りに練って、今年は新穂高〜双六〜西鎌尾根〜槍ヶ岳〜新穂高・・・の予定でした。数日前まで天気予報はオール晴れ、が直前になってがらがらと下り坂、まあ、だめだったら双六小屋で停滞でもしかたないねが、その通りになってしまった・・・結局、登りの鏡平までと下りの鏡平からだけという低地限定の晴天に恵まれるという、なんともくやしい山行になってしまいました。が、帰路唯一鏡平から朝限定のすばらしい槍ヶ岳を見せてもらって幸せな気分で山行を締めくくることができました。 今回の山行はもちろん槍ヶ岳登頂が目的だったのですが、それにもまして西鎌尾根を歩いてみたかった。尾根から望む名山になんともいえぬ魅力を感じるのです。また機会があったなら是非リベンジしてみたいですが、もう少し欲をかけば南岳まで縦走して南岳新道から下ってみたいな。 |
1日目 8/13(土) 仕事を終え家族5人急いで車に乗り込む。今年はテント(トレックライズ3)も買って初めての天泊(でも子供限定)。食事も自炊にしていつもより多めの荷物に車も重い。渋滞もなくスイスイと新穂高駐車場までたどり着く。無料の駐車場は満杯だったが、なんとか止まれそうなスペースを見つけてちょっと強引に止めてしまう。なんでもお盆中ずうっと満車だったようだ。しんと静かな谷あいに沢の音が響き渡る。見上げると満天の星空、天の川もびっしりと流れ落ちてきそうなほどだ。もしかして明日も晴れるのか・・・ |
2日目 8/14(日) ありゃりゃ、晴れてます〜天気予報はずれかなあ。身支度を整えいざ出発、がストックを忘れたことに気づいて激しく動揺する。何とか気を取り直して、沢ぞいの登山道をてくてくゆく。中崎橋の手前に風穴のような冷たい風が吹き出る岩がある。どういうしくみになっているのかちょっと不思議です。わさび平小屋でトイレを借りる。すいかやトマト、きゅうりが冷えてておいしそう。ここで夕飯用のきゅうりを買えばよかったとちょっと後悔。左俣林道を離れ登山道は左に折れて小池新道だ。お日様はぎらぎらで異常にのどが渇く。秩父沢でおいしい水をごくごく飲む。ここからがだんだんきつくなってきた。少し歩いては休むという状態で家族からはどんどん離される。あんまり休んでばかりで、イタドリヶ原で前後して歩いていた福井のパーティにフルーツを勧められた。「ストックを忘れてしまって」・・・という話をしたらそのうちの一人がそれは大変とご自分のを1本貸してくださる。もう地獄に仏、本当にありがたかった。ストックをお借りし精神的にも少し楽になり写真もバチバチ撮る余裕もでてきた。が、暑いことに変わりはなくやっと鏡平につく。家族は大分前についてカキ氷を食べて震えていた。こっちは暑いちゅうに・・・昼食をすませてこれからがもうひと頑張りところ、程なく雨がぽつぽつと落ちてくる。暑いが雨具を着て、ひ〜ひ〜言いながら登る。弓折岳分岐までは山の斜面一面のお花畑でそれはそれは見事ですが、雨で残念。その後も双六池に着くまでいくつかのお花畑が点在していて目を楽しませてくれる。たぶんあの鞍部が小屋なんだろうなあ。と何にも見えない鞍部に向かって黙々と歩く。晴れていれば鷲羽岳が大きな山容を見せてくれただろうに残念だ。小屋に着き、福井の方にお借りしたストックをお返しする。子供達は天泊、大人は素泊りで受付をしておのおの準備にかかる。子供達は近くの方にテントを張る場所とかいろいろレクチャーしてもらったらしい。この時は今晩やってくるであろう暴風雨のことなど知る由もない。自炊場で夕飯の支度をし天泊の子供達を内緒で呼んで夕飯だ。夕食が終わったころ風雨が強くなる。子供達はテントに帰りその夜半、激しい暴風雨に見舞われた。様子を見に行く事すら出来ずひたすら無事を祈る。なんでも南岳でも風速35m以上の風が吹き風力発電のプロペラが飛んでいってしまったそうだ |
秩父沢のおいしい水でのどを潤す | 秩父沢の様子 |
弓折岳への登りから鏡平小屋を望む、雨でぼやけてます | 弓折岳への尾根のお花畑、あたり一面です |
分岐です | 雪田もありました、すずしい〜 |
雪田の先のお花畑 |
夕飯は鳥の照焼丼と海草サラダとコーンスープ、鶏肉は冷凍して保冷剤といっしょに保冷袋に入れて持ってきました。バターで鶏肉と玉ねぎをいためて照焼の素で仕上げます。炊いたご飯の上に乗せて出来上がり、豪華だなあとうらやましがられました。 双六小屋の自炊場は小屋の中で暖かくてとてもグッドでした。 |
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