茂倉岳〜一ノ倉岳〜谷川岳

2007.10.7(日)〜8(月)
[1日目] 晴れ
前夜水上道の駅にて仮眠
6:47水上ICー7:03湯沢IC−7:24茂倉岳P7:37ー10:40矢場ノ頭(1490m)10:45ー12:30茂倉岳避難小屋・・・茂倉岳までピストン
4h53’(歩行時間4h48’)
[2日目] 雨
6:20茂倉岳避難小屋−6:40茂倉岳(1977.9m)−7:00一ノ倉岳(1974.2m)ー8:10オキの耳(1977m)8:15−8:30トマの耳(1963.2m)−8:37肩ノ小屋8:45−9:55熊穴沢ノ頭避難小屋ー10:30天神平ロープウェイ乗り場10:35−10:55ロープウェイ下駅11:00−<バス>−11:05土合駅11:40−<JR>−11:49土樽駅ー12:25茂倉岳P
6h5’(歩行時間 4h34’)

谷川岳本峰を目指すのに秋のこの時期は天神尾根も西黒尾根も混むのだろうなあと思案、馬蹄形は私の足では1泊は無理、中ゴー尾根も登ってみたいルートなのですが、今回は踏ん切りがつかない。で余り人の入っていなさそうな茂倉新道が目に止まる。土樽〜茂倉岳避難小屋(泊)〜茂倉岳〜谷川岳〜万太郎山〜土樽というコースが当初の予定だったのですが…

[1日目] 10/7(日)晴れ
土樽駅から暫く登った林道を左に蓬新道への道を分け、右に進むと終点が広い空地の駐車場に出る。6台程駐車中で1組はまだ眠っておりました。ちなみにトイレはありません。左奥の登山道は初めのうちは赤土の滑りやすい登りで、ころばないように慎重に登ります。少し傾斜がゆるくなったところで、若いブナの林に出る。日の光を浴びて葉っぱがきらきらと輝いていますが青葉です。車窓からは山は紅葉しているように見えなかったので、まあ、今年の紅葉は連休には間に合わなかったのだなと、自分を納得させて歩いて行きます。桧の自然林に入ると木の根がうるさく登山道に張り巡らされて、というのは勝手な人間の言い分で、こちらがあちらの領分を歩かせてもらうのですから、「上をごめんなさいね」な感じで歩きます。ただ、丹沢の杉の根と違って、1歩がよっこらしょと高く両側の登山道が切れていたりしますので高度間ありです。滑ったりすると傾斜はきついので注意です。樹幹越しに万太郎山から吾策新道が延びています。谷川岳からはちょこんとした尾根上のピークですが、ここからはりっぱな堂々とした山容です。更に登ると、万太郎山の右手にエビス大黒ノ頭を従えたやさしいたたずまいの仙ノ倉山が、その右に小さく平標山も顔を覗かせます。左手の足拍子山を「お、大源太山だ」と能天気なことを言っていると段々空も近くなってきて、急に見晴らしのいい矢場ノ頭に到着です。なんと下界からは気づかなかった紅葉がモミジを中心に始まっています。深い笹薮の緑にあって、オレンジや赤のモミジのコントラストがまばゆいばかりです。ナナカマドも色づき自然と口元もほころびます。駐車場でまだ寝ていた若いお兄さん二人連れも追いついて、抜きつ抜かれつです。茂倉岳の山頂も笹薮の上にこんもりとすてきです。尾根を中心に紅葉がカーペットのように茂倉岳避難小屋へと延びていきます。土合からは荒々しい岩峰の上にそそり立つ谷川本峰ですが、こちらからはあくまでもなだらかなやさしい山容を見せてくれます。矢場ノ頭からいったん鞍部に下り、1683Pを経て茂倉岳避難小屋までの登山道は天国への階段のようです。が、へびに2度も会ってストックで突いてしまったので私もへびも地獄です。小屋からは1分もかからず水場で水量も充分です。涸れるときもあるのでしょうか?小屋の中につるはしがあって、”涸れていたら、掘ってくれ”と書いてあります。が、いったいどこ掘ったらいいんでしょう?トイレもあり、20人収容の小屋はなかなか快適です。先着のグループや若者二人連れと話しこんで昼食にしていたら、もう歩くのもいやになるほど気持ちのいいところです。私の中ではここに泊まったら明日の縦走がきつい、肩ノ小屋まで行かなくてはと心で叫んでいるのですが、身体がいやいやをしています。相方ははなから楽勝モード突入なので、ここに泊まるよとなんの疑問もない様子。いいのかいいのかと思いつつ腰を落ち着けてしまいます。昼食後腹ごなしに茂倉岳まで登ります。北に巻機山、平ヶ岳と続き、更にその奥には越後三山まで見渡せます。東に目を移すと、白毛門から朝日岳の稜線が聳え立ち、指呼の間に一ノ倉岳と谷川岳本峰が迫ります。一ノ倉岳は黄色く色付いた草原状に、本峰は西斜面にカラフルな紅葉をまとい、いつまでも見飽きません。今日は晴天に恵まれますが、明日の天気が危ういのです。

土樽駅の登山ポスト、駅の水は飲料不可です 仙ノ倉岳と右に平標山

この木の根の上が登山道、滑らないようにね

足拍子山 万太郎山はこちらからはりっぱでしょ、右尾根が吾策新道



左から万太郎山〜エビス大黒ノ頭〜仙ノ倉岳〜平標山

矢場ノ頭から茂倉岳を望む 中腹の紅葉ははじまったばかり

まん中のくぼみに避難小屋が見えてきた モミジ〜

オジカ沢ノ頭方面に雲海だ 茂倉岳避難小屋、いいとこに建ってます

水場 茂倉岳へ

上から眺めた茂倉岳避難小屋 お花も紅葉

雲海

避難小屋からの日没

雲海と日没、右上に町の灯が



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