塔ノ岳(大倉尾根経由)(1490.9m)


2006.129(日)晴れ

7:25  自宅 ー 8:10 大倉 − 9:00 大倉高原山の家 ー 11:00 天神尾根 ー 11:45〜12:20 花立 ー 13:10〜13:30 塔ノ岳 − 15:35 大倉
7h25’(歩行時間6h30’)  


天気予報は快晴!のはずが、朝方はどんよりと雲が多い。2月の雲取山のトレーニングのつもりで45Lのザックをいっぱいにして8:10大倉を出発です。気温はここ最近では暖かめで、Tシャツとカッターシャツだけで丁度よく、顔に当たる冷気が気持ちいい。とはいうものの体から出た汗でしょうかみるみるカッターシャツに霜が付きます。大倉高原山の家からは、雲間からのびる日の光が相模湾に美しいすそをのばしています。ここで自分のトレーニングを兼ねてボランティアで水を上げている方とお話。単独では見ず知らずの方と話ができる楽しみがあります。途中までご一緒でしたがいつしか私が先に歩を進めます。雑事場ノ平あたりから登山道わきにぼちぼち雪が付き始めます。見晴茶屋から駒止茶屋あたりの階段道でかなりあごがあがってきます。いつしかボッカの方にも追いつかれて、それからは何人も何人も抜かされていきます。途中の水平道から少し下りの所でアイゼンをつけようか少し迷いましたがなんとか行けそうなのでそのまま進みます。堀山ノ家でかなり息が苦しい。いつも1000mを越えるあたりで1度過呼吸の様になるのですが、しばらくすると落ち着いてきます。この先で70歳は越えていらっしゃるだろうおじいさんに「お先にどうぞ」と道を譲られます。「いえ、私も遅いですからご遠慮なく」と言ったのですが「どうぞどうぞ」と譲られて先を歩きます。が、ここから天神尾根分岐までがつらい・・・敗退の2文字が脳裏をよぎる・・・いつしかおじいいさんの背中を見ながら歩くようになります。やっと分岐に着きこの時点で11時、CTより1時間も余計に掛かっています。きょうは花立まででいいやと、気持ちを切り替えるとそこからは早いです。45分で花立山荘に着いて楽しいお昼ご飯。同席の方ととりとめのないおしゃべり。食事も終わって12:20、まだまだ行けます。で、やっぱり山頂を踏むことにします。花立の高台で、不意に大丸方面からすばらしいヨーデルが聞こえてきました。美声です。そうして見えなかった富士山も少しづつその姿を現しはじめました。あまりの組み合わせにしばし感動、歌声が終わった時にアンコールと叫び出したい気持ちを抑えていると、また歌声が響き出しました。そして塔ノ岳山頂直下で降りてくるおじいさんと感動の再会。おまけに子供の学校の山岳部にも出くわした。子供は部活の練習中に足をねんざして三ノ塔で敗退。前日からのキャンプ地滝沢園で待っていたらしい。親子で敗退じゃなくてよかった。13:10山頂ではすばらしい富士山が待っていた。右方向には南アルプスがくっきり見渡せる。せっかくなので尊仏山荘でお茶にした。山荘の方も「あれ富士山が見えてる」と。どうやらきょうは遅組だけが富士山を見られたようです。山頂はまあまあ雪がありましたが、風が強く寒いです。富士山に名残を惜しんで岐路に着きます。山頂から金冷シの間でアイゼンをつけるのをどうしようかと悩みましたが、行けそうだったのでやはり行ってしまいます。後でこの事をすごく後悔します。花立山荘を過ぎると訓練所尾根の方からでしょうか、またあのヨーデルが聞こえてきてうれしくなってしまいました。花立の階段道は雪が融けてもうぐちゃぐちゃです。天神尾根分岐の上のがれ場で1度目のしりもち。雪のない泥道でやってしまって、ズボンのおしりがどろどろ・・・アイゼンをしてないのでアイスな道はかなり慎重に歩くのですが、何でもない所で転ぶなんて・・・2度目は駒止茶屋の上の階段のないところ、ここも凍ってはいなかったのに、ほんとにちょっとの油断です。ここでしこたま腰を打ってしばらくは歩き出せないほど・・・救急用具一式は持っているのにそれを出すのもおっくうなほどで、我慢して下山、大倉に着いたのが15:30。ダブルストックを持っていたことがおおいに歩く補助になりました。今回は登りでアイゼンなしで平気だったのと、下りでは道がだいぶぬかるんでいたのでアイゼンはいらないと高をくくったのが間違いでした。



大倉高原山の家から相模湾を望む 花立から大丸方面

花立から三ノ塔と大山 花立から塔ノ岳

塔ノ岳からゆっくり顔を出した富士山

山頂と登山者、雪は20cm位でした

金冷シあたりの雪の様子

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