丹沢 中川川流域-悪沢

割沢橋〜悪沢〜屏風岩山東峰〜悪沢左岸尾根〜割沢橋

2009.7.12(日)


自宅(6:15)〜
割沢橋入渓(7:20/7:35)〜F4上(8:35)〜F5上(9:15/9:25)〜
奥の二俣ケルン(11:40))〜
稜線(12:50/13:20)〜屏風岩山東峰(13:40/13:45)〜
悪沢左岸尾根P850(14:05)〜箱根屋橋(15:43)〜割沢橋(15:45)


8h10’(歩行時間7H25’)

ここ悪沢は、ぜいぜい家にははるかにレベルの高い上級の沢なのだが、F1〜F4までの難しい滝は巡視路の巻き道があり、その先にはナメと滝しかないというすばらしい沢だ。行程も標高差600mと短いですが、枝沢も結構入っているのでRFは的確にです。

夏になると沢遊びの人達の車がずらっと路駐される割沢橋のたもとに車を止める。そこから0分で入渓できるのはうれしい。この沢唯一のゴーロ帯を少し歩けば、F1(10m)の滝(左)だ。立っているので、もちろんあっさりと右岸の巡視路を巻く。続いてF2(20m)(右)はなかなかの見ごたえでちょっと不気味な感じ、もちろん右岸に巡視路なのだが、相方間違えてすぐ左の踏み跡からそのまま、急斜面の壁を登ってしまう。なかなか巡視路に合流せず、ここが一番恐怖だった。このF2には大学生とOBのパーティが取り付いていた。

やっと巻き道に出て、F3(7m)もいっしょに巻きとなる。続くF4(25m)は左岸に巻き道、ここの巻き道はみな階段、ロープ添えのフルコースみたいな巻き道でグッドでした。すぐ上の短い堰堤もハシゴで越えると、いよいよ本格的に沢登りです。

狭いゴルジュ帯の中はウォーミングアップ的なやさしい小滝が続いて楽しいところ

シャワーを浴びるのも夏はほんとにいい気持ち

ゴルジュ帯は最後は人の幅ほどの狭さになる。その出口に掛かるのがF5(10m)、磨かれたスラブに掛かる流れはすべらかで美しい滝だ。ここは取り付けないので左岸から巻く。ザレていて捕まるものがないので少し緊張するがなんとかクリア。少し戻った右岸にも巻き道があるということで、探しながら来たがかなり大高巻きを強いられそうだ。

3m二条滝を越えると左に枝沢、その先にハングした8mの滝が現れる。ここは右のルンゼから大きく高巻く。

そのすぐ上に巻き道から二段7mの滝が見える。一瞬これも巻きかなだったが、滝壺に下りる踏み跡があるので登れるかどうか試しにい下りてみると、意外と簡単に登れた。ここからまたナメ地帯が始まる。


4〜5mクラスのナメ滝がいくつも続く

正面に7mの滝の見える二俣は左に進む。岩の色が黒っぽく変わっていく。

ひたすらナメっぽい滝が延々と続く。

標高800mあたりで本流がぐぐっと左に曲がる。左にルンゼを見てその先が大滝25mだ。ここは左岸を高巻く。

大滝上部は登れそうなので、巻かずに沢に降りた。倒木が詰まった滝を越えて

この左の8m滝は唯一巻かないでザイルを出した。相方が右をフリーで登り、ザイルを出してもらって私が水線を行くが、ホールド、スタンスが細かくかなり難儀した。右の滝は右の岩の割れ目から。

この8m階段状はすたすたと行く。この先で最後の二俣はケルンの積んである左へ。

まだ水は涸れない。最後のナメ滝はフリクションを効かせて、落ち口がちょっと微妙。

沢は左に曲がっていくと、ついに水は消える。ここが最後の10m涸棚、湿った沢床を慎重に、ここの上で左岸のルンゼを詰め、小尾根に取ついた。

上り詰めた尾根(1020mあたり)は屏風岩山から東に派生する小尾根だ。一応ピークを踏まないと気がすまない相方なので、屏風岩山の東のピークまで行ってみる。(あんまり意味なし、とほほ)正面が屏風岩山だ。

この小尾根を箱根橋目指して下るルートを取る。尾根上では丹沢湖が望める所もあった。

ゆるやかな尾根をP965で小さな枝尾根を右に見て左へ進み、940m圏で顕著な二俣となる。ここは左に行くと大滝沢に出、右に進めば目的の箱根沢だ。中川温泉となっている看板が目印だが、地面に落ちて、また立てかけておいた。枝尾根に注意しながら杉の植林帯を下る。ここは尾根が広いので注意、杉の赤ペンキを外さなければ大丈夫。

ヤセ尾根は一旦自然林に戻り、また杉の植林地に変わると道路も近い。最期の560m圏の二俣で右か左か迷うところだが、どちらでも下れるでしょう。ぜいぜい家は右を取る。すぐに箱根屋沢の枝沢が入ってくるが、この沢伝いに下るのがよい。右に向かい過ぎると、悪沢に出てしまい、最後の尾根に柵が掛かっていて下れなくなってしまう。

りっぱな杉を見ながら、箱根橋に到着です。車を止めた悪沢出合いはすぐ目と鼻の先です。

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