槍平〜槍ヶ岳(3180m)〜南岳縦走 4日目
2006.8.13(日)〜16(水) |
[4日目]8/16(水)晴れ いよいよ最終日の夜が明けた。朝日に照らされた穂高の山々や鋭く落ち込む大キレットに山の荘厳さを感じ、遠くにあってもその姿を浮かび上がらせる富士山はうれしさと安心感を与えてくれる。今この瞬間はここにいる人にしかないのだなと、なんともいえない満たされた感情でいっぱいになる。なんとも名残惜しい南岳山頂を後にして、いよいよ南岳新道の下りだ。今回の縦走を練るにあたってこのルートは一番気になっていたところだった。天場を出てコースはカールっぽいところまでを一気に下っていく。夏を代表するお花達が咲き乱れる気持ちのいいところだ。底に着くと左の尾根目指してトラバース気味に進み、最後にはしごを上って狭い尾根に出る。ここからしばらく恐怖の空中回廊が始まる。尾根はだんだんとその幅を狭めていき、最後には木道の幅しかなくなる。両側は何百メートルもすぱっと切れ落ちていて目がくらみそうだ。目の前には青空しか見えない。私には槍よりも恐く感じた。緊張の空中回廊をクリアすると道は樹林帯に入りはしごだらけの登山道を急降下だ。ほんとにここが登りでなくてよかったと思っていたら、なんと汗だらだらで登ってくる人が一人・・・お疲れ様です。雪渓の残る南沢を渡れば程なくして槍平小屋に着く。途中具合の悪くなった次男をここでしばらく介抱してあと少しと頑張らせる。白出沢出合でなかなかこない相方と次男を待ち、豊富な水場で頭から水を浴びさせて横になったら、だいぶ回復し無事新穂高にたどりついた。軽い熱中症だったようだ。その後平湯バスターミナルでお風呂に入り、松本まで出て昼食と夕食を兼ねて、おいしいそば御膳を食べて旅のしめとした。 |
獅子鼻から、常念平で日の出を待つ人と日の出、常念岳もどっしりと |
うっすらと富士山と南アルプス |
朝日に光る大キレットと穂高連峰 |
昨日歩いてきた南岳、槍の穂先がちょっぴり見える | 南岳天場と南岳小屋 |
朝の笠ヶ岳と奥は白山??? | さあ、南岳新道を下山です |
しばらくはお花畑のガレを行く | お花畑、すごい急斜面です |
下りきると左手尾根まで登り返し | 狭い登山道をトラバースして最後にはしごを上って尾根の出る |
尾根に出たところが空中回廊、どんどん狭く切り立ってきます | 空中回廊を下って見上げたところ、すごい所を歩いてきたな |
滝谷ですね、ときどきガラガラと落石の音がこだまする・・・ | 尾根を下って南沢に出る |
・・・本日のご飯・・・ | |
朝:味噌汁、コーヒー きのうのスパゲティが多くてまったく食欲なし 昼:松本で豪華そば御膳 |
SEO | [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送 | ||