鈴鹿山脈北部縦走1日目

藤原岳〜頭蛇ヶ平(1143.4m)〜白船峠〜御池岳(1247m)〜鈴北岳(1182m)

2007.11.3(土)〜4(日)
[1日目] 晴れ
0:31小田原<ムーンライトながら>
6:50名古屋(踏切事故により42分遅れ)−7:31近鉄名古屋ー
8:00近鉄富田8:14−9:00西藤原駅9:05−10:05四合目10:15−
12:05藤原山荘12:25−12:40藤原岳12:50−14:05頭蛇ヶ平ー
14:12白船峠15:00(道迷いロスト)−15:15真ノ谷天場
6h10’(歩行時間5h30’)(ロスト48分)
[2日目] 晴れ
6:35真ノ谷天場(沢登れずロスト)ー8:28御池岳ー
9:20ボタンブチ、ピストン後御池岳ー10:05鈴北岳ー
10:20元池(道迷いロスト)ー11:00ヒルコバ(道迷いロスト)−
12:55林道ー13:40大君ヶ畑(おうじがはた)14:10<タクシー>
14:35簡保の湯彦根15:50−16:10彦根駅16:15−16:29米原発ひかり
7h5’(ロスト時間多し)
藤原岳から藤原山荘を望む

今年の春MLの仲間で霊仙山に行ったとき、この山域の雰囲気がいい感じだった。霊仙山からはるか彼方に霞む御池岳を見たとき、次はあそこに登ってみたいと密かに暖めていた。そして秋、2000m級の紅葉はもう終わりを告げ、どこがいいかなと思案しているとき、はたと藤原岳がいいんじゃないかと思いついた。テント泊の予定を立ててみたものの、ネットで検索するとこの山域は圧倒的に日帰りが多く天場の様子がなかなかわからない。関西のビスターリさんに相談するといっしょに行こうとすぐ決定。心強い相棒を得て、3人での珍道中となった。ところがこの山域、思わぬ落とし穴が待っていた。落ち葉によって登山道が隠されていて踏み跡が薄い。標識が少なく分かり辛い、特に分岐。地図にない道がある。沢コースは数年前の台風の影響で大分荒れている。赤テープだけを信じると思わぬところに導かれる。等等です。そんな訳でこのコースは地図とコンパスでの確認が不可欠でした。

[1日目] 11/3(土)晴れ
ムーンライトながらが踏切事故でのっけから名古屋への到着が遅れた。ビスターリさんは朝一の電車でも9:30頃の到着になるそうなので、天場で落ち合おうということになっていた。しかし、この遅れが後々幸いとなるのだ。なんと言っても薄い踏み跡や分かり辛い分岐では3人がそろっていてよかったもの。かわいい西藤原駅から表登山道の標識に導かれて左手にてくてく歩いて行くと、休憩所のあるりっぱな駐車場に着く。その少し先の神社の参道から大貝戸道の登山道は始まる。下の方はまだ青々としたミズナラや常緑樹、針葉樹の混じった道で急登というでもなく、お猿の鳴き声を聞きながらのんびりと登っていく。合目の標識があるのは私のようなへたれにはなんとも励みだ。ときどき樹間から少し紅葉している山腹が見える。だんだん標高を上げ6合目あたりでビスターリさんが追いついてきて合流となった。聖宝寺道の道が合わさる頃から木々も少しずつ色づき始めてくる。なのだが、藤原山荘に到着するころには、山頂付近は終わりかけの雰囲気だ。いったいどの場所が紅葉のピークだったのかうやむやな感じだった。ここでお昼にして藤原岳山頂を空身でピストン。山頂から望む鈴鹿の山々は、低山とは思えないほど奥深く深山の赴きだ。展望を堪能して山荘まで戻り天場へと向かう。ゆるやかなカレンフェルトの台地状の登山道を北西に向かう。このあたりもピークは過ぎたが紅葉が楽しめるところだ。天狗岩の分岐を過ぎるととたんに踏み跡は薄くなり、赤テを頼りに行く。鞍部からひと登りで頭蛇ヶ平だ。吹きさらしの裸山で山頂標識はなぜか別の名だった。ここを下って尾根を行けば白船峠の十字路だ。右手は発破工事中で立入禁止になっている。ここを左手に下れば15分で天場のはずだったのだが、登山道は2本あった。真っ直ぐに下る登山道はダイレクトに沢なのだが、昭文社の地図にはなく踏み跡も薄く、沢がどんな状態かわからないのでもう一度分岐まで戻る。と、右手の木に赤ペンキがあり、かすかに踏み跡がある。ここをトラバース気味に下ると時間どうり天場へと向かった。天場といっても涸れた沢が小広くなっているだけで、水場は涸れていた。直径30cm程の大きな熊の糞たまりが、探しただけでも2箇所あり、夜はそちらには近づかないようにする。楽しい夕食も済みさて就寝してみれば、夜中と明け方に2度熊の鋭い鳴声を聞いた。鹿の鳴声は一晩中で、動物園状態だった。危険と言えば危険な天場だったかもしれない。

かわいい西藤原駅、トイレで水補給可 りっぱな休憩舎のある駐車場、登山届はここで出せます

下の方は青葉ですね 四合目はあたりが常緑樹

藤原山荘の近くにマユミの木が実をつけてます 藤原山荘はトイレあり

藤原岳山頂方面、紅葉は終わりかけでした
山頂

鈴鹿山脈南方面、遠くには御在所岳か
藤原山荘から北西に向かうとカレンフェルトの広い尾根だ

春はきっとフクジュソウが咲き乱れるのかな 天狗岩の分岐を越えたあたりかな

だんだん踏み跡が落ち葉に隠れて赤テを拾いながら歩く そこそこ紅葉してるんですが分かり辛いですね

ハウチワカエデ 鉄塔が見えてくると頭蛇ヶ平、ここは違う名の標識でした、風が強そう

尾根はちょっと狭くなってきた 鞍部は白船峠

ここから赤テ通りまっすぐ谷へこれは間違い 戻った峠の赤丸を右にトラバース、天場まで15分なのに〜

が、トラバース道も踏み跡薄いですね やっとテントも張って宴会の始まりです

 山のきろく | 2日目へ | ホーム

SEO [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送